６月２３日に海王星が逆行を開始！境界を溶かし無意識の”縁”が生まれる。

６月23日から11月29日まで、海王星が逆行します。
この逆行が人々に与える影響をお伝えする前に、まず海王星とはどのような役割を持った星なのかを説明します。

海王星は人々のスピリチュアリティに影響を与える星です。
その動きはとてもゆっくりとしていて、一つの星座に滞在するのは14,15年ほどになります。このように長い期間滞在することで、人々のスピリチュアリティにじっくりと影響を与えていく役割を持っています。
いま、海王星は魚座に滞在しています。
2011年4月に魚座に入り、この後2025年3月まで14年間という長期にわたり滞在することになっています。

海王星はスピリチュアリティを司るとお伝えしましたが、これは無意識を司ると表現をしても良いと思います。
心理学の一つの説として人々の無意識は繋がっているという考え方があります。集合無意識とも呼ばれるもので、私たちの心の深い場所ではものごとの境界が曖昧になっているという考え。自分と他人の境界が溶け合っているので、別の場所にいる人同士が考えていることを読み取ったり、ある出来事が多くの人々の心に同じイメージを浮かばせたり。心の奥底では自分も他人も動物も社会も地球も、そして時間すら境界が無くなって一つに溶けあっているという考えで、だからそこではテレパシーや未来予知のような現象も起こり得ます。

海王星は星座を移動することで、この集合無意識の方向性をゆっくりじっくりと変えていく役割を持っているのです。
お伝えしたように海王星は2011年から2035年まで魚座に滞在します。魚座は12星座最後の世界で、そこではさまざまな境界が曖昧になる世界です。つまり、海王星がもっている「境界を溶かす」という役割と、魚座が持っている「境界が曖昧になる」という特性が重なりあうのがこの14年間なのです。

嘘と真実
自分と他人
人間と自然
モノとココロ

こういった区別が、社会でも個人においても、曖昧に溶けていく時代だと言えます。

そして、６月23日から海王星は、約５ヶ月間の逆行を開始します。
逆行は星の司る運命が、本来の正しいレールに戻るように行われる調整期間です。日々の生活でズレてきた運命を正しい位置に戻すための、いわば「整体」のようなもの。そのため逆行期間は少し運勢がガタつくことがあります。
ただ今回の海王星逆行では、海王星と魚座が司る「境界が曖昧に溶ける」という役割がさらに増幅されることになりそうです。境界や仕切りが薄くなりものごとが溶けあう流れを、逆行は「揺らす」のです。その刺激によって、ものごとはさらに混じり合い、境界が溶けていくというイメージです。

海王星は非常にゆっくり動く星なので、この逆行の影響も直接はほとんど感じることはないかもしれません。ただ、確実に世界や人々の境界を溶かして、新たな繋がりを生み出していくのです。
そして、海王星逆行によるこの「境界を溶かし無意識の”縁”が生まれる」影響が具体的にどのようにでるかは、その人の星座タイプによって変わります。

６つの星が逆行中。あなたに与える影響は？

６月23日の海王星逆行により、現在６つの星が逆行をしていることになります。４月末に冥王星が逆行を開始して以来、次々と星が逆方向に向かい始めているのです。

そして、それぞれの星の性格などによって逆行が人々に与える影響は変わってきます。
ここではこの「逆行シーズン」、それぞれの星が、それぞれの星座タイプの人に与える影響をお伝えしていきます。

以下が、逆行する星とその期間のテーマとなっています。

①海王星逆行「境界を溶かし無意識の”縁”が生まれる」期間（6月23日〜11月29日）
②水星逆行「コミュニケーションの整体」期間（6月17日〜7月12日）
③金星逆行「ときめきを”揺らす”」期間（5月13日〜6月26日）
④木星逆行「発展のための停滞」期間（5月14日〜9月13日）
⑤土星逆行「努力の終わりと始まり」期間（5月11日〜9月29日）
⑥冥王星逆行「無意識の整体」期間（4月26日〜10月4日）

それぞれの星の逆行の意味を知ることで、これからの「逆行シーズン」を実り多いものとできるはず。
以下の星座タイプから自分の星座を選んで、「逆行シーズン」があなたに与える影響を確認してください！

※自分の星座タイプ、四柱推命タイプがわからない人はSOLARITAサイトに無料登録すれば知ることができます。SOLARITAサイト