５月１４日に木星が逆行開始。発展のための”停滞”、大成長のための”溜め”の期間へ。

5月14日、幸運と拡大を司る星・木星が逆行を開始します。
木星はそのまま山羊座の世界で逆方向に進み、9月13日に逆行を終了します。

この木星逆行のテーマは「発展のための停滞」と名付けることができます。

木星は拡大を司る星でものごとを一気に広げてくれる役割を持っています。よく木星は幸福の星と呼ばれますが、これは木星が持つ拡大という役割によってお金や仕事、愛情などが増幅して、それが人々の幸福に繋がることから呼ばれるのです。
木星は約１年間一つの星座に滞在し、人々に幸福と拡大をもたらしていきます。

そして、木星が逆行することによって、この拡大がストップしてしまう、あるいはスローダウンしたように感じることがあります。
これまで勢いよく進んできたものごとが急にスピードを失ったり、お互いの気持ちが高まっていたはずなので、急にそれぞれが冷静になったり。

ただ、これは「発展のための停滞」というものです。
たとえば筋肉や能力が発達する時、それは滑らかに一定に発展していくのではなく、しばらく成長しない時期が続いたあとに「バン！」と一気に成長することを繰り返すものです。溜めて溜めて伸びる、溜めて溜めて伸びる。成長や拡大というのはこれを繰り返します。
だから木星逆行の期間というのは「溜めて溜めて」となる可能性があるのです。

この期間、なかなかものごとが進まなかったとしても、焦りは禁物です。目に見えないだけで、ものごとは成長し拡大し続けていることを信じるのが大切です。

木星は9月13日に逆行を終えると、そのまま12月19日まで人々の幸福のためにフルパワーを発揮します。
そして、そのすぐ後の12月22日に約20年に1度の大イベントである「グレートコンジャンクション」（木星と土星が重なる現象）を引き起こすのです。
現在の木星、そして土星の逆行は、まさにこの一大イベントに向けて、それぞれが力を溜めているように思えるのです。