１１月２８日、土星が「最初の逆行」を終了。苦しみが未来を切り開く、新たな舞台へ。

2025年11月28日午後12時51分、約四ヶ月間続いた土星の「最初の逆行」が終わります。このできごとは、ここから先の数年にわたる流れの「最初の区切り」として、とても大きな意味を持っています。

2025年5月25日、土星は約二年三ヶ月ぶりとなる星座移動を行い、それ以来、牡羊座に滞在しています。この滞在は、2028年4月13日まで続くことに。トータル約三年間、この牡羊座をゆっくりと進んでいくというわけです。

土星はその間、何度か逆行を行いますが、11月28日に終わる今回の逆行は「最初の逆行」です。土星が行う「始めての本格的な調整期間」が、ここでひと区切りつくことになるのです。これが大きな意味を持つのは、いままでの苦しみが過去のものとなり、あなたが進むべき道が浮かび上がる合図でもあるからです。

2023年3月7日から2025年5月25日まで、土星は魚座に滞在していました。この約二年三ヶ月、あなたは見えない苦しみと向き合い、もがき、努力を重ねてきたはずです。ときには「なぜこんなに苦しまなければならないのか」と感じることもあったでしょう。しかし、そういった苦しみは決して無駄なものではなく、むしろ、すべてがあなたがいま踏みしめているその道を作る準備ともいえるものでした。

そもそも、土星の役割とはなにか？

土星は、成長を促す星です。より詳しく表現するならば、私たちに試練を与えることで、大きな成長への道筋をつけてくれる星です。約30年かけて12星座を一周し、私たちそれぞれが必要とする試練をジワリジワリと与えていきます。

成長とは、過去に築いた土台からさらに高い土台を作り上げていく作業です。苦難の末に成し遂げた土台があって初めて、さらに広い夢や高い目標を定めることができるというもの。このことをふまえると、土星は過去と未来を繋ぐ星でもあります。過去、苦しかったこと。それは、現在、そして、未来の課題へと一直線に繋がっています。土星は、あなたの苦しみを未来に繋げる働きをしてくれています。

ここでは、以下のふたつの章に分けて、「最初の逆行」を終了した土星があなたに与える運命をお伝えしていきます。②の期間に苦労しながらも成し遂げたこと（それは、自分でも気づいていない達成かもしれません）を土台に、①の現在や未来の課題が生まれています。

①2025年5月25日から2028年4月13日までの約三年間、あなたが土星から受け取る課題

②2023年3月7日から2025年5月25日までの約二年三ヶ月、土星の試練のもとにあなたが成し遂げたこと

特に、①と②をあなたのなかでひとつのストーリーとして読み取ることがとても大切。②をベースとし、①の課題を解釈してみてください。

お伝えしたとおり、「最初の逆行」を終えることで、過去の苦しみは次々と現在、未来の可能性へと繋がっていきます。螺旋階段を昇るかのごとく、あなたは人生の高みへと進んでいくはずです。

以下の12星座から自分の星座タイプを選び、土星が授ける試練と達成の物語を確認してください。

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