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「菜虫化蝶」の5日間です (3/15-3/19)

二十四節気「啓蟄」の末候が、七十二候の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」です。

「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」とは文字通り受け止めれば、「青虫が羽化してモンシロチョウとなる」という意味です。
そして、菜虫が蝶になるこの時期は「啓蟄」から「春分」への変遷を意味します。

「春分」は、十二星座のスタートの場所・牡羊座が始まる地点です。占星術において一年の計となる春分の日は、東洋においても陰陽の気が融合する時期として考えられています。
魚座の終わりから牡羊座へ、それはあたかも輪廻転生(生まれ変わり)のようなものであり、朝に夢から目覚めたときのようでもあります。

夢と言えば、中国の賢人のひとり荘子(荘周)が、蝶になる夢を見たと言います(『胡蝶之夢』)。荘周は「夢の中で私が蝶となったのか、はたまた私自身が実は蝶であって、蝶の夢の中で荘周になったのかわからない」と述懐しています。さらに、「生き物の形としては荘周と蝶とは別物だが、生命の有り様としては源を同じくしている」というふうに結んでいます。荘子は一生涯、自然と共にある生き方を選びました。

生まれ変わりは人の生死の時だけでなく、日々の目覚めの瞬間にも、そして今この瞬間にも起きています。人はいつどんな時でも、自分次第で生まれ変わることができるのです。特にこの「啓蟄」から「春分」への切り替わりの時期は、電車の路線切り替えのように進路を変えることができるという点で、とても重要です。

そのため、この5日間は周りの意思や意見にふりまわされることなく、荘周がそうであったように、自分自身についてよく見つめることが大切です。あなたが自分らしくいられる生き方、または本当に進みたいコースへと舵を切るんだという決意のときにするのが、この時期のあり方としては最高なはずです。

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