９月２６日は新月。一年の後半を切り開き、過去を未来へと繋ぎます。

9月26日の午前6時54分、新月を迎えます。

新月とは月と太陽が重なり月がそのすべての光を失う瞬間です。これまでの月光サイクルの終わりであり、新たな月光の始まりの直前でもあります。そういう意味で新月とは終わりと始まり同時に包み込む真空地点であり、「未来の可能性そのもの」とも表現できます。月はこれから人々の願いや誓いを吸い込むことで、新たな月光を生み出していくことになるのです。

今回の新月は天秤座で起こるのですが、これには二つの大切な意味があります。

まず、占星術的に一年の後半の始まりを告げる新月ということです。占星術的には新たな一年は春分から始まります。春分に太陽は牡羊座へと移動して新年が開幕するのですが、そのちょうど半年後の秋分に太陽は天秤座へと移動します。今年の秋分は9月23日、この新月の三日前です。つまり、占星術的に一年の後半に突入した直後の新月が今回なのです。新月は人々の願いや誓いを吸い込む真空だとお伝えしましたが、今回の新月はあなたの今後半年分の誓いや願いを投げ入れるべき真空となっています。

そしてもう一つこの新月が宿す意味とは、新月の瞬間に逆行中の水星とも重なることです。つまり月と太陽が重なる新月という現象に、さらにコミュニケーションの星・水星（しかも逆行中）も重なるのです。星が逆行するのは、「やり残した課題を果たすために過去に戻る」という意味もあります。そういった観点から読み解くと、今回の新月は「過去に行うべきだったコミュニケーション」を改めてやり直すことで、新たな「未来の可能性」に接続される、と解釈することができます。伝えるべきだった言葉、提出すべきだった企画を改めて相手に投げかけることで、大きな道が開けそうなのです。

ここでは逆行中の水星がいまあなたにもたらす影響をお伝えします。過去の課題を新月がもたらす「未来の可能性」につなげる時です。以下の星座タイプ別の記事で確認してください。

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