５月６日は月蝕。運命が反転する「蝕の季節」のピークへ。

5月6日の午前2時34分、月蝕を迎えます。

4月20日に起こった金環日蝕により私たちは「蝕の季節」に入っていますが、今回の月蝕がそのピークとなります。「蝕の季節」は約半年に一度のペースで訪れるのですが、いつも月蝕→日蝕→月蝕といった感じで「蝕」が連続します。月蝕とは満月が地球の影に隠れることで「食われる」ように見える時。そして日蝕とは太陽が新月と重なることで「喰らう」ように見える時。 これらは普段であれば満月と新月という約1ヶ月に一度ずつ訪れる現象なのですが、それぞれが「蝕」を伴うことによって現在進んでいる運命が「喰われる」と解釈できます。いま進んでいる運命がぐるりと「反転」する可能性が出てくる期間。これが「蝕の季節」です。

今回の月蝕は半影月蝕と呼ばれるもの。地球の半影により満月の一部が包まれる現象であり、月蝕の瞬間、満月の一部はうっすらと影に包まれることになります。物事の成就地点である満月が、影に侵食される。そこには不思議な力が一気に噴出し、急激な変化、急激な進行、急激な運命の露呈が起こりえます。進行している運命が急激に反転するような激しさが、運命論的にみた時の「蝕」の特徴なのです。

「蝕の季節」が導く運命とは、現在進んでいる運命とは違う場所で進んでいるもう一つの運命です。あなたの人生に急に別の運命が入り込んでくる、あるいはいま生きている現実が急に反転する。「蝕」とはそのような現象を起こす可能性がある時間です。ただ、それはあくまで「可能性」です。まったくそのような影響を受けない人も多いもの。占星術的にも予測不能なのが蝕の一番の特徴なのです。

以下では星座タイプ別に、「蝕の季節」があなたの運命に与える「可能性」をお伝えします。この1ヶ月が、あなたの運命に起こしうるレールチェンジを描いていきます。少し抽象的な文章ですが、「蝕」の影響はそれを受け止める人との相互作用によって生まれるものでもあります。心に浮かぶイメージを大切にしながら読んでみてください。

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