10月17日、新月を迎えます。「激しい始まり」を予感させる真空状態!
10月17日4時31分、新月を迎えます。
新月とは地球から見て月と太陽が重なる瞬間。真背後からの太陽の光によって月が全ての光を失う現象です。
このことから新月は、
・一つサイクルの終わり=これまでの月光を全て失う。
・新たな始まりの直前=新たな月光が生み出される直前。
この2つを内包するいわば真空状態と考えられます。
よく新月に願いや誓いをすると良いと言われますが、それは月が真空状態なので私たちの想いを吸い込みやすくなっているから。真空状態になった容器を開けるとブワッと一気に空気を取り込みますが、新月とはそんなイメージで私たちの想いを吸い込んでいくのです。
そして今回の新月は、緊張感を孕んでいます。
火星、土星、冥王星という深くて強い星たちが、新月の瞬間に月へ強いエネルギーを注ぎ込むのです。
これはなにか「激しい始まり」を予感させます。
驚きとともに始まる何か。別れとともに始まる新たな縁。ケンカとともに始まる深い関係……などなど。
ただ、何がおころうと大切なのは「始まり」を信じることです。
星はいつでも私たちに新たな「始まり」をもたらしてくれます。柔らかな始まりの時もあれば、激しい始まりの時もありますが、それらを常に「新たな始まり」と捉えることは占星術においてとても大切なことです。
10月17日の新月によって、また何かが始まるのです。