２月１０日に新月を迎えます。旧正月を告げる偉大なる真空に、誓いを。

2月10日午前7時59分、新月を迎えます。

この新月は旧正月を告げる新月となっています。旧正月とは旧暦での元日のことで、旧暦とは月の満ち欠けに基づいた暦です。そのため、年初めと月初めは常に新月となります。

よく新月に願いや誓いを届けるといいと言われますが、それは新月が新たな始まりの直前だからです。それは、これまでの過去を一度吐き切った真空状態とも表現できます。人々の願いや誓いはこの真空に吸い込まれた後、微かに生まれる月光へと溶けていくのです。つまり、新月とは切り替えの時でもあり、リセットの時であり、断捨離の時でもあるのです。だからこそ昔の人は、新月とともに新たな年が始まることにしました。今回の新月は、今後一年分の祈りと誓いを投げかけるべき大いなる始まりの真空なのです。

2月4日の立春に干支が「辰年」となり、四柱推命の年間の運勢が変わりました。立春は太陽の位置により決まるものなので、これは太陽が伝える新年と言えます。

一方、今回の旧正月は、月の満ち欠けに基づいたものであり、月が伝える新年と言うことができます。

また3月20日の春分には太陽が牡羊座に移動し、西洋占星術的視点での新年が始まります。

東洋でも西洋においても、今、月や太陽が新たな始まりを告げる季節に入っています。そして今回の新月はそのちょうどその「始まりの季節」のピークを告げるものと言えるかもしれません。

以下の記事では、2月4日から始まった「甲辰」年の運勢をお伝えします。四柱推命で読み解く一年の運勢を確認しつつ、新月に改めて一年の誓いを投げかけてください。

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