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「蝕の季節」が山羊座タイプに与え得る「もうひとつの運命」とは?

8月13日から9月11日までは、日蝕と月蝕が連続する「蝕の季節」です。

8月13日、光を失った新月に太陽が完全に呑み込まれることで皆既日蝕が起こり、ここから約一ヶ月の「蝕の季節」が開幕。そして、8月28日の部分月蝕で「蝕の季節」はピークに。締めくくりとなる9月11日の新月が、揺さぶられた運命を次の時間へと静かに繋いでいきます(今回は、日蝕、月蝕ともに日本からは観測できません)。

日蝕とは、新月によって太陽が喰われるように見えるとき。月蝕とは、地球の影に隠れ、満月が喰われるように見えるとき。ふだんであれば、新月はものごとに始まりをもたらし、満月はものごとに達成をもたらす現象なのですが、今回は「蝕」を伴うため、現在進んでいる運命が喰われ、流れがぐるりと反転することがあります。これが「蝕の季節」です。

「蝕の季節」とは、つまり、いま歩いている運命とは別の場所で進んでいた「もうひとつの物語」が、突然あなたの人生に差し込まれてくる可能性がある期間。なにも起こらない人もいれば、まったく実感のないまま過ぎていく人もいます。ただ、意外な方向から、不意に運命が書き換えられがちであることは確かです。「蝕」には、そんな不思議なエネルギーが秘められています。

以下、8月13日から始まる「蝕の季節」が山羊座タイプのあなたに与えるかもしれない「もうひとつのストーリー」となります。「蝕」の影響は抽象的にしかお伝えできず、それはあくまでぼんやりとした「可能性」に過ぎません。そこからなにを読み取るのかは、自分次第。もしかしたら、その解釈にこそ意味が宿るのかもしれません。


「蝕の季節」が山羊座タイプに与え得る「もうひとつの運命

あなたはある日、自分の家のなかに、見慣れない引き戸を見つけます。いままで確かにそこにあったはずなのに、一度も気づかなかったような、不思議な存在感の扉です。手のひらを当てると、ひんやりとしているのに、なぜか懐かしい。山羊座タイプのあなたは、そういった感触に対して慎重なはずです。けれど、同時に、その奥になにがあるのかを確かめずにはいられない。

勇気を振り絞って引き戸を開けると、そこには薄暗い階段があります。階段は家の下へ降りていくのではなく、あなたの内側へ降りていくように見えます。一歩踏み出すたび、空気が変わっていく。山羊座タイプのあなたは、感情よりも事実を信じる人です。けれど、この階段では、事実では説明できないものが次々と浮かび上がってきます。誰かに預けたまま忘れていた信頼。見返りを求めずに差し出したもの。あるいは、差し出されたのに受け取れなかったもの。あなたと誰かの間で交わされた、目に見えない貸し借りの記憶が、静かにかたちを得ていく通路です。

やがて、先のほうに細い光が見えます。

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