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11月20日、冥王星が「再び」水瓶座へ移動。約21年の「再生」の旅が本格始動!

2024年11月20日、冥王星は再び水瓶座に入ります。この「再び」とはなにを意味するのかは少し説明が必要になりますので、まずは冥王星が司る運命についての説明から始めます。

冥王星は人々に「破壊と再生」をもたらします。サナギから脱皮して生まれる美しい蝶のように、あるいは、自ら火に飛び込んで死ぬことで再び蘇る不死鳥のように、ひとつ「なにか」を終わらせることで、新たな「なにか」を生み出すという役割を持っています。この「破壊」という言葉はあくまで象徴として理解するもので、「終わり」や「喪失」と捉えても大丈夫です。冥王星が司るのは、「なにかを始めるには、なにかを終わらせる必要がある」という教えでもあるからです。

そのような「破壊と再生」を通じて、冥王星は私たちを深い「変容」へと導きます。それは「変革」とも「成長」ともニュアンスが異なるもの。「変容」とは、わかりやすい変化というよりも、世界の深い場所に働きかけることで、すべてをまったく違うレベルのものに生まれ変わらせるイメージなのです。たとえば、ふとした瞬間に感じる「そういえば、昔あれだけ好きだったこと、執着していたことがどうでもよく思える」といった気持ちに近いかもしれません。冥王星の働きによって自分の存在がジワリと、かつ根本的に変わり、以前とは違う価値観が身についたことを、あるときふと気づくのです。

2023年3月23日、冥王星は山羊座から水瓶座へと移動しました。

これは約16年ぶりとなる星座大移動であり、世界や時代の転換点というべきできごとでした。水瓶座は「風」エレメントの星座。冥王星が水瓶座へと移動したことは、「風の時代」の本格化における大きな要素のひとつでもあります。

ただ、この大移動の後、冥王星は二回ほど逆行しています。水瓶座へと移動したにもかかわらず、逆行によってひとつ前の星座・山羊座へと逆戻りしては、再び水瓶座に向けて前進するという「行ったり来たり」を繰り返しました。

これは、時代の大きな転換を調整する動きといえます。山羊座で過ごした約16年と、水瓶座で過ごす約21年を繋ぐため、冥王星はこのような不思議な動きをしたというわけです。

そして、2024年11月20日、冥王星は再び水瓶座に入ります。

冥王星はこのまま2044年まで水瓶座に滞在します。2023年3月23日からこれまでを含めると、約21年もの長さです。今後、冥王星は山羊座に逆戻りすることはありません。そう、いよいよ本格的に長い「変容」の旅を始めるのです。これは、長く深く私たちに影響を与え続けることを意味しています。

冥王星が水瓶座に滞在する約21年、あなたもいくつかの「喪失」を経験するでしょう。その痛みを通じて、深い「変容」へと導くのが冥王星の役割です。同時に、私たちが暮らす世界も、私たちが生きる時代も、いくつかの「喪失」を経て深い変容へと導かれることになります。

ここでは、十二星座(太陽星座)タイプ別に、それぞれ以下の二章に分けて冥王星が与える影響について説明していきます。

冥王星の役割

②冥王星が約21年をかけてあなたににもたらす変容

以下からあなたの星座タイプを選び、その内容を確認してください。

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12星座別、冥王星が約21年かけてもたらす「再生」(〜2044年)