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3月10日は「最後の新月」。一年の幸運を振り返り、未来へと繋げる新月です。

3月10日午後6時00分、新月を迎えます。

そもそも新月とは、月と太陽が重なり、太陽の光によって隠れた月がその光をすべて失う状態を指します。これは約1ヶ月に一度訪れるもので、一つの月光(サイクル)の終わりと新たな月光(サイクル)の始まりの直前が同居する、いわば真空地点となります。この真空が人々の願いや思いを吸い取り新たな月光を生み出すというイメージから、人々は新月に願いや誓いを捧げるのでしょう。

今回の新月は魚座で生まれることから、「最後の新月」と呼ぶことができます。その理由は、この新月の後、太陽が12星座の最初である牡羊座へと移動し、3月20日には占星術的な新年、つまり春分の日を迎えるからです。占星術では、太陽が真東から昇る春分の日に新たな一年のサイクルが始まるとされます。ですので、新年を迎える直前のこの新月は、一年の終わりと新たな一年の始まりが交差する「未来の可能性」としての特別な意味を持つのです。

さらに、今回の新月は幸運の星である木星と美しく共鳴をします。木星は現在、牡牛座に滞在しており、その期間は昨年5月から始まり、この5月末に終わりを迎えます。つまり木星の牡牛座滞在は現在その終盤に差し掛かっており、このタイミングで生まれる今回の新月は、過去一年のサイクルを振り返り、自分が得たものや経験、関係性などを肯定的に見直すように促してます。これにより、木星が指し示す未来のヒントを感じ取ることができるようになるはずです。

以下では12星座別に、木星が現在あなたに注いでいる幸運と拡大をお伝えします。この文章をあなたのここ一年と重ねながら読んでみてください。自分でも気づかなかった幸運があったことを、発見するかもしれません。

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12星座別、木星がもたらす約一年分の幸運と拡大(2023.5/17〜2024.5/26)