「魚上氷(うお こおりをいずる)」5日間です(2/14-2/18)
二十四節気「立春」の末候が、七十二候の「魚上氷(うお こおりをいずる)」です。
2月14日で立春から10日が経ち末候となります。「魚上氷(うおこおりをのぼる)」もしくは氷を“いずる”と読みます。春の気が強まったことで水の温度が上がり、魚も次第に活発になってきます。割れた氷の隙間から飛び上がってくる元気な魚を見かけるかもしれません。それから、氷上に穴をあけるタイプのワカサギ釣りも、この「魚上氷」をイメージさせてくれます。
占星術的に考えると、この時期は水瓶座の末尾にあたり、次の魚座に向かう準備を始めているときです。十二星座というのはそれぞれの星座の終わりで一旦まとめを行った後、次の星座の扉を開けるのですが、この立春の末候も同様です。溶けた氷の間から姿を見せる魚たちは、まさに魚座の象徴です。
今まで水瓶座を通じて、理性的に意識して行っていたことが無意識にできるようになっていく段階と言えばいいでしょうか。夜食を止める、嗜好品を控えるといった自分を律した行動が板についてきて、そうしたことが苦もなくできるようになっていくようなものです。他の人から見て「とても覚えられない! 大変そう!」などと言われることでも、それを繰り返し練習してきた人にとってはお手のものです。
水面下の魚たちも、水温が低い間は満足に動けなかったでしょう。しかしようやく自由闊達に泳ぎ回れる季節になってきたのです。このことを喜び、小躍りして水面を突き破ったとしても全く不思議ではありません!