１月２１日、冥王星が「再び」水瓶座へと移動。約２１年がかりの「変容」の旅が本格的に始まる。

2023年3月23日、冥王星は水瓶座に移動しました。冥王星にとって約16年ぶりとなる、まさしく世紀の星座移動でした。

その直後、冥王星は「最初の」逆行によって、一時的にひとつ前の星座へと逆戻りしたのですが、1月21日に「再び」水瓶座へと移動します。そして、2044年1月19日まで水瓶座で過ごすことに。冥王星はここから本格的に長い、長い「変容」の旅を始めます。冥王星はトータル約21年（2023年3月23日以降）、とても深い影響を私たちに与え続けるのです。

冥王星は人々に「破壊と再生」をもたらします。サナギから脱皮して生まれる美しい蝶のように、あるいは、火に飛び込んで自らを破壊し、蘇る不死鳥のように、ひとつ「なにか」を終わらせることで、新たな「なにか」を生み出すという役割を持つ星。それが冥王星です。この「破壊」という言葉はあくまで象徴として理解するべきもので、「終わり」や「喪失」と捉えても問題ないでしょう。つまり、冥王星が司るのは「なにかが終わるとき、なにかが始まる」という希望であり、同時に、「なにかを始めるには、なにかを終わらせる必要がある」という教えでもあります。

このような「破壊と再生」を通じて、冥王星は私たちを深い「変容」へと導くのです。それは「変革」とも「成長」とも少しニュアンスが異なります。「変容」とは、分かりやすい変化というよりも、世界の奥底で人々の根源的なあり方がじっくりと変わっていくようなイメージ。これは、ちょっとした瞬間に感じる「そういえば、昔あれだけ好きだったこと、執着していたことがどうでもよく思える」といった気持ちに近いかもしれません。冥王星の働きによって、自分の存在がジワリと、かつ根本的に変わることで、以前とは違う価値観が身についたことを、あるときふと気づくのです。

冥王星が水瓶座に滞在している期間、あなたはいくつもの「喪失」を経験するはずです。そのたびにあなたは「再生」を果たすに違いありません。それまでの自分とは違う自分に出会う。そんな「再生」を繰り返しながら、あなたは長い年月を歩んでいくことになります。

ここでは、十二星座（太陽星座）タイプ別に、それぞれ以下の二章に分けて説明していきます。

①冥王星の役割

②冥王星が約21年かけてあなたにもたらす「変容」

以下からあなたの星座タイプを選んで、その内容を確認してください。

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