８月２４日、変革の星・天王星が逆行を開始！ 約八年かかる深い変革、そのピークに導く。

8月24日22時54分、天王星が逆行を開始します。天王星はその後、2023年1月23日まで逆行を続けることになります。

天王星は2018年に牡牛座に移動して以来（その後、一度牡羊座に戻る期間を経て）、ずっと牡牛座に滞在しており、この先2026年まで滞在を続ける予定です。それでは、このトータルおよそ八年もの長い期間、天王星は私たちになにをもたらすのでしょう？　逆行の影響についてお伝えする前に、まずは天王星の役割を説明していきます。

天王星は変革の星です。人々、社会、世界に変革をもたらす星です。それも日常の変化といった小さな変化でなく、約八年という長い期間をかけて大きな変革をもたらします。

この変革はどのようにもたらされるのでしょう？　それは人々が共有している「概念」が変わることによりもたらされます。それまで当然と考えられてきた「概念」が変わることで、社会の枠組みが変わり、人々の生き方も変わるためです。社会とは、さまざまな概念、言葉が組み合わさって成り立っているもの。私たち人間はその概念を共有し、初めて社会的な存在となります。この「概念」が変化すれば、社会は一気に揺れ動き始め、当然、社会に参加している私たちも、その影響を受けて揺れ動き始めます。天王星の役割はここにあります。「概念」に変革をもたらすことによって、社会を揺り動かし、新たな時代を導くのです。そして、新たな時代に呼応した人を社会の前面に押し上げていきます。

天王星はいま、牡牛座に滞在していますが、この約八年間は特に経済的な「概念」が揺れ動いていきます。これまでの仕事のやり方や価値観では通用しない、新しい経済社会が立ち上がっているのが現在です。私たちはそれぞれのやり方で、その変革に自分を合わせることが必要となっているのです。

天王星逆行がもたらすもの。

それでは、天王星が逆行する約五ヶ月間、いったいなにが起こるのでしょう？

答えは、「変革」の調整です。星が逆行するとき、その星が司る運命が調整期間に入ります。これは、ふだんの運行において積もった淀みを逆行によって振り落とすイメージ。「運命の整体」とも表現できますが、ふだん使っていない方向へと筋肉や関節を伸ばすかのように、本来の運命をより高らかに鳴り響かせる状態へと巻き戻す、それが星が逆行する意味です。「変革」の調整ということなので、社会も個人もふだんよりも混乱が増えるといった解釈もできます。正しい方向に「変革」を向かわせるためには、より強い調整力が必要だからです。

とはいえ、これは日常生活レベルであまり心配する必要のないものではあります。お伝えしたとおり、天王星は長い期間をかけて「変革」をもたらすので、その影響を日々直接感じることは少なく、逆行についても同じことがいえます。ただ、約八年という長い期間をかけて行われている変革の行方がクリアに感じられるということはいえるかもしれません。ふだんなかなか意識できない天王星の変革力を、ちょっとしたできごとにより感じることもあるでしょう。

結論として、この約五ヶ月の天王星逆行期間は、あなたがいま現在経験している「変革」の行方をよりクリアにしてくれるものと考えてもよさそうです。2026年まで続くこの変革への道をしっかり歩むための道しるべともいうべき期間であると理解してください。

以下の記事では、12星座タイプ別に天王星がもたらす「変革」をお伝えしていきます。長い期間をかけて行われる変革は、時代の変革に自分を合わせていく道のりでもあります。と同時に、時代の変革というものは個々人の変革から導かれるものでもあります。常識が大きく変わっていくときです。

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