土星逆行が水瓶座タイプにもたらす影響（6/5〜10/23）

過去の達成、現在の課題、そして運命のストレッチとは？

【①2020年末から2023年3月7日までの約二年半、あなたが土星から受け取る課題】

2020年末からは2023年3月までの約二年半は、今後30年スパンであなたという人物が辿り着く場所を見定める期間です。水瓶座タイプはこれまで、自分自身からさまざまな要素を削り落としていく作業を続けてきた人が多いと思いますが、2020年末、身軽になったあなたはついに新たな旅に出たのです。

2020年末からの約二年半は、今後30年スパンであなたという人間が辿り着く目的地を見出す期間となっています。それは経済的な目標ということもあり得るし、長期的な人間関係ということもあり得ます。前者の場合は「天職」と呼べるものとの出会い、後者の場合は一生をともにするパートナーとの出会いかもしれません。ただ、そういった出会いがふとやってくるような、フワッとした楽しい時期ではありません。そういった出会いや目標、別の言葉でいえば、「宿命」を見つけるために、さまざまな学びをするべき期間になっているのです。「簡単に手に入れたものは、簡単に出ていく」「悪銭身につかず」など、古今東西さまざまなことわざや格言が伝えているように、本当に大切なことは一生懸命考え、努力することなしには身につきません。

この約二年半は「見出すために努力する」ことがテーマとなっています。今後の長い人生におけるあなたという「人間の基盤」を見出すための期間です。いうまでもなく、このような根源的なことを見出すのは簡単ではなく、「掴んだ！」と思ったら、すぐに現実に裏切られることの繰り返しとなる可能性もあります。それでもあなたは、自分の人生を見出すためにたゆまぬ努力をするはずです。土星は二、三年かけてひとつの星座を旅します。これは水星や火星、金星などと比べてとても遅いスピードです。長い期間をかけてジワーッとその人に影響を与えていくので、そのぶん土星が与える影響は日常では直接感じにくくなっているのです。

土星が水瓶座に滞在する2020年末からの約二年半の間には、楽しい恋愛も仕事上の達成もたくさんあなたの日常に訪れるはずです。ただ、土星はそういった日々訪れる起伏の激しい感情の遥か底の部分に働きかけるものです。

（残り2063文字）