５月３０日は新月。「蝕の季節」を締めくくる幸福の新月です。

5月30日午後8時30分、新月を迎えます。

新月とは太陽と月が重なる現象です。太陽の影に隠れた月はその光をすべて失い、宇宙の漆黒に同化します。これは一つの満ち欠けのサイクルの終わりであり、新たな光のサイクルが始まる直前の「ゼロ地点」と言うことができます。真空状態とでも表現できそうな「可能性そのもの」が詰まった空白が新月であり、そこに人々は新たな始まりを見出して各々の願いや誓いを投げかけるのです。

同時にこの新月は、5月1日の部分日蝕から始まり5月16日の皆既月蝕でピークを迎えた「蝕の季節」を締め括るものとなります。「蝕の季節」とは月蝕と日蝕を繰り返す約一ヶ月の期間。この新月は「蝕」とはならないのですが、それを「蝕の季節」を締め括る力強いものとなっているのです。

つまり、この新月は波乱の終わりと新たな始まりを導くものと言えます。予測不能の変化が起こりうる「蝕の季節」はこの真空状態を経ることで終わりを告げ、また新たな日常が始まるのです。

これを祝福するかのように、新月の瞬間に月と太陽は幸運の星・木星と美しく共鳴します。木星は5月11日に牡羊座へと大移動したばかりで、人々の幸運の形が大きく変わろうとしているのが現在です。波乱の季節を乗り越えた今回の新月は、木星がもたらす新しい幸運の始まりを高らかに告げています。

以下、牡羊座に移動したばかりの木星がもたらす幸運と拡大の行方を星座別にお伝えします。今回の新月がそれぞれの幸運の物語の始まりを始まりをもたらす、そんなイメージとともに文章を読んでみてください。

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