８月２０日、変革の星・天王星が逆行を開始！ 約八年かかる深い変革への道しるべとなる期間。

8月20日10時40分、天王星が逆行を開始します。天王星はその後、来年2022年1月19日まで逆行を続けることになります。

天王星は2018年に牡牛座へと移動して以来（その後、一度牡羊座に戻る期間を経て）、ずっと牡牛座に滞在し、この先2026年まで滞在を続ける予定です。このトータル約八年という長い期間、天王星は私たちになにをもたらすのでしょう？ 逆行の影響をお伝えする前に、まず天王星の役割を説明していきます。

天王星は変革の星です。人、社会、世界に変革をもたらす星です。それも日常の変化といった小さなものではなく、約八年という長い期間をかけて大きな変革をもたらします。

では、この変革はどのように起こるものなのでしょう？ それは、人々が共有している「概念」が変わることにより引き起こされます。当然と考えられてきた「概念」が変わることで、社会の枠組みが変わり、人々の生き方も変わるのです。社会とはさまざまな概念、言葉が組み合わさって成り立っているものです。私たち人間はその概念を共有することで初めて社会的な存在となります。この「概念」が変化し、社会は一気に揺れ動き始めます。当然、社会に参加している私たちもその影響を受けて揺れ動くことになります。天王星の役割はここにあります。「概念」に変革をもたらすことで、社会を揺り動かし、新たな時代を導くのです。そして、新たな時代に呼応した人を社会の前面に押し上げていきます。

天王星はいま、牡牛座に滞在していますが、この約八年は特に経済的な「概念」が揺れ動いていきます。これまでの仕事のやり方や価値観では通用しない、新しい経済社会が立ち上がっているのが現在です。そして、私たちはそれぞれのやり方でその変革に自分を合わせることが必要となっているのです。

天王星逆行がもたらすもの。

では、この天王星が逆行する五ヶ月間、なにが起こるのでしょう？

それは、「変革」の調整が行われるのです。星が逆行するとき、その星がつかさどる運命が調整期間に入ります。これは、ふだんの運行により積もった淀みを逆行により振り落とすイメージ。「運命の整体」とも表現できますが、ふだん使っていない方向に筋肉や関節を伸ばすことで、本来の運命をより高らかに鳴り響かせる状態へと巻き戻す、それが星が逆行する意味です。「変革」の調整ということなので、社会も個人もいつもより混乱が増えるといった解釈もできます。正しい方向に「変革」を向かわせるためには、より強い調整力が必要だからです。

とはいえ、これは日常生活レベルであまり心配する必要はないものではあります。お伝えしたように、天王星は長い期間をかけて「変革」をもたらすので、その影響を日々直接感じることは少なく、逆行についても同じことがいえます。ただ、約八年という長い期間をかけて行われている変革の行方がクリアに感じられるということはいえるかもしれません。ふだんなかなか意識できない天王星の変革力を、ちょっとしたできごとにより感じることもありそうです。

結論として、この五ヶ月の天王星逆行期間は、あなたがいま現在経験している「変革」の行方をよりクリアにしてくれるものと考えてよさそうです。2026年まで続くこの変革の道をしっかりと歩むため、道しるべとなってくれるような期間と理解してください。

以下の記事では、12星座タイプ別に天王星が与える「変革」をお伝えしていきます。長い期間をかけて行われる変革は、時代の変革に自分を合わせていく道のりでもあります。と同時に、時代の変革というものは個々人の変革から導かれるものでもあります。常識が大きく変わっていくときです。

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