５月２３日、土星が逆行を開始！ 運命の整体で浮かび上がる、未来への道と困難の意味。

5月23日18時19分、土星が逆行を開始します。土星はこのまま10月11日まで、水瓶座の世界で逆行を続けることになります。

土星は試練の星とも呼ばれます。人々にさまざまな負荷をかけることで、その人の成長を促す、いわば教師のような役割を持った星です。土星は約30年かけて12星座をゆっくりと一周します。ひとつの星座に二年から三年という長期間滞在し、人々にそれぞれが必要とする試練を与えていくのです。

かつて土星は不幸の星と呼ばれていました。人々に大きな課題を与えることからそう考えられたのですが、それはまったくの間違いです。課題は解決されるためにあります。試練は乗り越えるために訪れます。土星が授ける課題や試練もまた、その人が成長するために必要なものです。二、三年の間その課題と格闘することで、その後30年ほど続く人生の「土台」を形作ることになるのです。だから正確には、土星は「試練と達成」の星と呼ぶべきなのです。さらに昨年末、水瓶座に移動したばかりの土星は幸運の星・木星と20年ぶりに重なりました。グレートコンジャンクション（偉大な重なり）と呼ばれるこの重なりによって、「風の時代」が幕を開けたことは記憶に新しいはずです。そう、土星はいま、時代の変革を引き起こした余韻のまっただなかにいるのです。

その土星が5月23日から10月11日まで逆行をします。

これは「風の時代」に入って初めての逆行となるのですが、星の逆行には運命を調整するという意味があります。ふだんの運行でまとわりついた運命の淀みを、逆方向に進むことにより振り落とすのです。すなわち「運命の整体」、「運命のストレッチ」といえます。より正しい方向に運命を進めるために、一度逆方向に関節や筋肉を伸ばしていく期間なのです。土星は新しい「風の時代」の価値観を世界に広めるため、この期間、世界を少し揺さぶる可能性があります。たとえるなら、粉類を粉ふるいにかけるようなもので、制約を与えたうえで運命を揺り動かすことでサラサラとした流れを生み出すのです。

土星逆行が与える影響は人によって変わります。そして、その本当の意味を知るには、まず、そもそも土星はいまなにをしているのかについてもお伝えしなければなりません。

ですので、下にある星座タイプ別記事では、

①2020年末から2023年3月までの約二年半、あなたが土星から受け取る課題。

②20201年5月23日から10月11日までの土星逆行により、あなたが受け止める運命のストレッチ。

について詳しくお伝えしていきます。

さらにもうひとつ。①のいまあなたが受け取る課題とは、実はそれまでの約三年間、あなたが試練に耐えて達成したことから生み出されたものでもあります。つまり、過去から続くストーリーとしていまの課題を捉えることがとても大切なのです。このため、それぞれの星座タイプ別記事では、

③2017年末から2020年12月17日までの約三年間で、土星の試練のもとにあなたが成し遂げたこと。

もお伝えしています。

過去約三年間の③によってあなたが手に入れた「なにか」が、いまの①に通じています。その①の運命がより正しく流れるように、②の5月23日から約四ヶ月半の逆行が起こると考えてください。以下の12星座から自分の星座タイプを選んで、土星が授ける試練と達成、そして調整の物語を確認してください。

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