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「草木萠動(そうもくめばえいずる)」の時です(2/29-3/4)

二十四節気「雨水」の末候が、七十二候の「草木萠動(そうもくめばえいずる)」です。

二十四節気の「雨水」も終わりに近づきました。末候は「草木萠動(そうもくめばえいずる)」。読んで字のごとくのわかりやすい時候です。春の気を受けた暖かな日差しと、少し温もりをもった雨により、植物たちは生気を得ていきます。草木を滴る水にも若緑色の世界が映り込み、春の美しさを讃えているかのようです。

「萌(=芽生え)」に明(日と月)の字が入っているように、印象的にこの萌には三日月のイメージが湧いてきます。新月では月は太陽に重なり姿は見えず、二日目もまだ近すぎて光に覆われて見えません。ようやく三日月で視認できます。言ってみれば「月の光が芽生えた」状態です。しかしその姿はまだ細く、成長はまさにこれからです。

私たち人間も似たようなものです。まだ始めて間もないことや、新たに売り出した商品、それから今後のために準備して仲間を集めていることの展望が、あるいは願望が、ここに込められています。場合によっては、いったん壁にぶつかって挫けそうになっていた人が、この「めばえ」の感覚を得て再起を志すということもあるでしょう。

自然界の芽生えを感じ取るには、人間側にも繊細な感性が求められます。この時期の良い点は、そうした感性や芸術性が刺激され、豊かに高めていけることです。木の芽をついばもうと降り立った鳥たちの様子を眺めたり、風に揺れ動く植物たちの擦れ合う音に耳をそばだてたりして、自然の美しさを感じてみてください。

美を感じることであなたの中に宿っているエネルギーに火が付きます。そうなれば、目指していることのために今何をしたらいいのかが自ずと明らかになり、内から湧き出るエネルギーをそこに集中させていけます。