9月11日の新月が魚座タイプにもたらす「始まり」
9月11日12時27分、新月が生まれます。
新月とは、月が太陽と重なることで、その光をすべて失う瞬間です。太陽の陰に隠れた月は光を失い、宇宙の漆黒と同化します。それは、ひとつの満ち欠けのサイクルが終わり、新たなサイクルが始まる直前の「ゼロ地点」。未来の「可能性」が詰まった真空であり、それゆえ、人々は新月に願いや誓いを投げかけるというわけです。
そして、今回の新月は、特別な意味を持っています。8月13日の皆既日蝕に始まり、8月28日の部分月蝕へと続いた「蝕の季節」。その終わりを告げるという意味です。
「蝕の季節」とは、運命に突然の変化、レールチェンジが起こり得る時間です。ただし、それはあくまで「可能性」。この約一ヶ月、思いがけない物語が飛び込んできた人もいれば、なにも起こらないまま過ぎた人も多いはず。つまり、予測できないことそのものが「蝕」のあり方なのです。
ただし、「蝕」が開いた「可能性」は、ここですぐさま消えるわけではありません。残り香のごとく、世の中を漂い続けます。次の「蝕の季節」が開幕する来年2月までのおよそ半年間、思いがけない物語の入口は静かに開いたままとなります。
だからこそ、新月が生まれてから48時間以内に、この「真空」に未来に向けた願いや誓いを投げかけてください。どんな自分として、世界と関わっていきたいのか。どんな物語であれば、迷わず飛び込みたいのか。あなたの小さな想いは、「蝕」の残り香が漂う時間のなかで、ゆっくりと現実の輪郭を帯びていくでしょう。
そして、最後に大切なことをひとつ。お伝えしたとおり、「蝕の季節」の残り香は、次の「蝕の季節」が開幕する来年2月、すなわち、また日蝕が生まれるまで世の中を漂い続けますが、その残り香はある日、前触れもなくあなたの日常に飛び込んでくるかもしれません。意外な出会い、予想もしなかった展開、新しい物語の入口。そのとき、新月に灯したあなたの心の奥の火が、進むべき方向を照らしてくれるはずです。