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「蝕の季節」が乙女座タイプにもたらす「もうひとつの運命」(2/17〜3/19)

2月17日から3月19日まで、日蝕と月蝕が続く「蝕の季節」に入ります。2月17日には金環日蝕が起こり、太陽は黒い新月に呑み込まれながらも、その輪郭から炎だけが輪となって立ち上がります。光が消え切らないぶん、影もまた濃く残る──矛盾した明暗が同時に存在する、異様な静けさをまとった日蝕です。ただ、この金環日蝕が起こるのは南極付近であるため、日本では観測できません。

3月3日には皆既月蝕が起こります。満月は地球の影にすっぽり包まれ、赤褐色に鈍く輝く月へと変わります。そして、こちらは、日本でも観測できるのです。夜空の奥で運命の歯車がきしむようなそのさまを、私たちにも見せてくれます。

太陽と月がお互いに喰らい合うという激しいイメージから、この「蝕の季節」は、運命が強く揺れ動く期間と考えることができます。

日蝕とは、新月によって太陽が喰われるように見えるとき。月蝕とは、地球の影に隠れることで満月が喰われるように見えるとき。ふだんであれば、新月はものごとに始まりをもたらし、満月はものごとに達成をもたらします。けれど、今回はそれぞれが蝕を伴うので、現在進んでいる運命が喰われ、流れがぐるりと反転することも。これが「蝕の季節」です。

反転の出方は人それぞれ。大きな運命の変化を感じる人がいる一方、なにひとつ特別なことを感じないという人も多いのです。不規則で読みづらいのが、蝕が与える影響の特徴。重要なのは、潜在的には誰にでも「運命が反転する可能性」があると知ることです。

ここでは、2月17日から始まる「蝕の季節」が乙女座タイプのあなたに与える影響を、ひとつのストーリーとしてお伝えします。とても抽象的なストーリーであり、あくまでぼんやりとしたイメージに過ぎません。このストーリーからなにを読み取るのかは人によって変わるはずですが、あなたのその解釈にこそ意味が宿ると考えてみてください。

蝕の季節が乙女座タイプにもたらすもう一つの運命

日常という言葉は偉大です。時にその平凡さ、変わらなさに退屈を感じることもありますが、例えば年始の地震がもたらした被害などを目の当たりにすると、変わらない日常がいかに貴重で祝福に溢れているかを実感するものです。経済状況もそうでしょう。物価が高騰して生活の立て直しを迫られる時、これまでの安定した日常が懐かしくも輝かしく思い出されます。他にも例えばAIなどの技術革新による将来の働き方への不安は、かつての不効率だけど活気のあるオフィスを懐かしく思い出させてくれます。

時代はいま大きく動いています。私たちが乗っている小舟は、まるで時代という大きな波に揺られているようです。経済、災害、社会といった波がさまざまな方向から押し寄せてくるのですが、自分自身でできる対策はあまり多くありません。ただ、波に揺られながら大海を漂っているのです。こういう時代は足元に集中しなければすぐに倒れてしまいます。とはいえ、足元ばかり見ていると、進むべき彼方にある目的地を発見することはできません。現在は、確かな日常を手にいれることがとても難しい時代に入っていると言えそうです。

そして乙女座タイプのあなたは、

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