あなたの運命

12月20日、「最後の新月」が射手座タイプにもたらす「始まり」

12月20日午前10時43分、月は太陽と重なり、いっさいの光を手放して新月を迎えます。これは、2025年「最後の新月」。一年の幕を静かに閉じると同時に、次の物語の扉に手をかける区切りのときです。新月とは、満ち欠けのサイクルがゼロに戻る場所。太陽の陰に溶け込んだ月はいったん姿を消しますが、夜空に生じる暗闇は決して空虚ではありません。この暗闇こそが、新しい光が改めて満ちていく起点となるのです。

通常、新月は月に一度のリセットの瞬間ですが、今回は特別です。2025年の「終わり」と2026年の「始まり」が、意識のなかでひとつに繋がるからです。今年のできごとや感情をそっと手放し、手ざわりだけを残して、新しい年へと歩き出す──この静かな時間に、胸の奥の想いは自然と輪郭を取り戻し、2026年に踏み込む最初の一歩に変わっていくはずです。

2025年は、三つのヘビー級の星が星座を移動するという、占星術的にも稀な年でした。土星の星座移動によって、ここ二、三年続いていた試練に区切りがつき、天王星の星座移動によって、新たな約八年間の変革期がスタートし、海王星の星座移動によって、約14年にもおよぶ「縁」の物語が紡がれ出したのです。

そして、運命の転換が本格的に人々に実感され始めるというのが、来年の大きな流れ。世の中の空気は今年以上に大きく揺れ動き、そんな空気に包み込まれている私たちにもまた、それぞれにとっての激動が訪れることになりそうです。

ここでは、射手座タイプの2026年上半期の運勢をお伝えします。

新月を迎えてから48時間は、願いや誓いを立てるべきときです。星たちがあなたにもたらす運勢を把握し、それを意識しながら、2026年に向けての願いや誓いを宇宙の真空に投げかけてみてください。新月から新たに生まれる光は、あなたの願いや誓いを吸い込みながら、2026年を目指して満ちていきます。