あなたの運命

9月8日(月)〜9月14日(日)の双子座タイプの運勢

ひとつの占星術的事件とともに、今週がスタートします。

9月7日の深夜から8日の未明にかけて、満月が生まれるのですが、この満月は、太陽に照らされた地球の陰に包まれることに。そう、月蝕です。そして、今回は、ブラッドムーンと呼ばれる皆既月蝕。しかも、日本全国で観測することができるため、月蝕と私たちとの間に相互作用が生まれるのです。その影響は、日本人にとって、これまで以上に強いものとなるはずです。

この月蝕を皮切りに、月蝕と日蝕が連続する「蝕の季節」が始まります。これは、8日の皆既月蝕から23日の部分日蝕を経て、10月7日の満月へと至る一ヶ月を指します。

占星術において、「蝕」は、予期せぬ変化や突発的なできごとを示唆する現象です。とはいえ、具体的にどんなことが起こるのかを予測するのは難しく、じっさいにはなにも起こらないことが多いのも事実。「蝕の季節」とは、進行中の現実に「もうひとつの運命」が割り込んでくる「可能性」が高まる期間なのです。

ある運命論では、

(残り文字)

私たちがいま生きているこの現実以外にも、多くの現実が存在しているとされています。パラレルワールド(並行世界)という概念を聞いたことがあるのではないでしょうか。「蝕の季節」は、このパラレルワールドの考え方を占星術的に表現したもの。つまり、ふだんは見えていない別の運命が、この期間に訪れるかもしれないというわけです。

それは、見慣れた風景のなかに、突然異世界への入り口が出現したり、これまで気づかなかった新しい道が開かれたりするイメージ。一方で、大きな落とし穴が目の前にいきなり広がるといったようなことも。偶然の出会い、思いがけないできごとや連絡……。あるいは、ずっと見過ごしてきた方向性に、急に光が当たったりもするでしょう。チャンスであり、ピンチでもある。そんな揺れ動く「可能性そのもの」がもたらされ得るのが、「蝕の季節」です。

双子座タイプのあなたの場合、この「蝕の季節」は、とりわけ自己表現に関わる意味を持ちそう。当たり前のように存在していた自分の立ち位置が揺さぶられたり、慣れ親しんできた自己表現に疑問を感じたり。もしくは、意外な交流によって新しい才能が開花したり、斬新な方法で望む未来へと近づくチャンスを得たりするかもしれません。探求していた答えがすんなりと見つかることもあれば、逆に、新たな迷いや混乱に直面することも。それは、迷いを与えるもの、発見をもたらすもの、その両面を持った変化として現れるようです。

すでにお伝えしたとおり、「蝕の季節」は、あくまで「「もうひとつの運命」が訪れる「可能性」が高まる期間に過ぎません。ただ、「蝕」をつねに意識しておくことは、とても大切。いつもより少しだけ心を開き、ごく小さなサイン、些細な変化にも注意を向けるべきです。そして、もし今週、「もうひとつの運命」があなたの日常に訪れたと感じたならば、そこに「未来の可能性」を見出す努力をしてみてください。