あなたの運命

射手座タイプへ:過去の「繋がりと苦しみ」の意味が浮かぶ。海王星と土星が重なる10日間(7/13〜22)

2025年は、西洋占星術的にとても重要なできごとが連続して起こる年です。3月30日には海王星が、5月25日には土星が、相次いで牡羊座という新しい星座へと「世紀の大移動」を果たしました。

ところが、7月に入ると、このふたつの星に重要な変化が起こります。まずは7月5日に海王星が、続いて7月13日に土星が、揃って逆行を開始するのです。

逆行とは、地球からだと星が後ろ向きに動いて見える現象。ふだんはとてもゆっくりと前進しているふたつの星が、一週間ほどの間隔を明けて次々と「後戻り」を始めます。この逆行によって、お互いを呼び合うように距離を縮めていくというわけです。

そして、7月13日から22日にかけて、これらふたつの星はまるでひとつの光のごとく寄り添いながら、宇宙を逆行していくことになります。

占星術的に、ふたつの星が重なることをコンジャンクションと呼びます。これは、それぞれの星が司る運命がギュッと一点に凝縮されるイメージであり、そこには強いエネルギーが生まれます。今回の海王星と土星の逆行中に生まれるこの重なりは、海王星が約13年間で紡ぎ出した「縁」と土星がもたらした「試練」とが一点に集中され、そこになにかしらの「意味」が生まれる期間と解釈することができます。

もちろん、その「意味」は人によって変わってきます。これまで苦しみとともにあった「縁」が、この重なりによって過去のものとなる人もいるでしょうし、過去の困難が新しい「縁」へと繋がる人もいるはずです。

※海王星の逆行が獅子座タイプに与える影響について、より詳しくはこちらを参照してください。

※土星の逆行が獅子座タイプに与える影響について、より詳しくはこちらを参照してください。

7月13日から22日までの10日間、それは、海王星と土星が最接近する30~40年に一度という希少なタイミングであり、あなたの過去の「縁」や「苦難」の「意味」が浮かびやすくなるときです。

以下では、射手座タイプのあなたがこの期間、この重なりから受け取る「意味」を説明していきます。

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7月13日から22日にかけて、海王星と土星が逆行しながら重なり合いますが、この期間は、射手座タイプのあなたにとって、これまでバラバラだと思っていたふたつの体験が「じつは繋がっていた」ことに気づく、重要な10日間となります。

ひとつ目の体験は、過去約13年間で心の奥で育ててきた「理想や夢への憧れ」です。

  • 「本当はこんな生き方がしたい」という価値観
  • 「いつかこんなことができたらいいな」という憧れ
  • 子供のころから心にあった純粋な夢や使命感
  • 魂の奥底で「これが自分の本当の道かも」と感じてきたこと

ふたつ目の体験は、最近約二年三ヶ月で頑張って築いてきた「安心できる生活の土台」です。

  • 家族や恋人、親しい友人との安定した関係
  • 職場や住む場所での「ここが自分の居場所」という感覚
  • 「これなら得意」「ここなら安心」と思える専門性や環境
  • 毎日を安心して過ごせるライフスタイルや習慣

このふたつの体験は、じつは同じ方向に向かって進んでおり、あなたが「本格的に世界で行動を起こす」ための準備となっている可能性大です。

過去の「夢や理想」と最近の「安定した生活づくり」が「じつは繋がっていた」ことに気づく

過去約13年間であなたが心のなかで大切にしてきた夢や理想──「本当はこんなことがしたい」「こういう生き方に憧れる」といった想い──が、じつは最近約二年三ヶ月であなたが築いてきた安定した生活の「隠れた基準」になっていたことに気づくかもしれません。

具体的には、こんな感じです:

例1:昔の夢がいまの環境選びを導いていた 心の奥でずっと「人の役に立つ仕事がしたい」と思っていたため、

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