4月28日の新月が乙女座タイプにもたらす「始まり」
4月28日午前4時21分、夜明け前の静寂のなかで新月が生まれます。
太陽と月がピタリと重なり合い、月が完全に夜空から姿を消す瞬間。これが新月です。その闇のなかで、月は新たな物語を静かに始めようとします。
新月は、「終わり」と「始まり」の境界線とも表現できます。これまでのサイクルがそっと幕を閉じ、まっさらな未来が静かに開かれるときです。目には見えなくとも、確かに始まるその一歩は、白いキャンバスに最初の線を描くようなもの。どんな想いを託すかによって、未来の風景がゆっくりと変わっていくのです。
火星、冥王星との鋭い共鳴がもたらす「問いかけ」
今回の新月が生まれるその瞬間、月は情熱の星・火星、そして、再生の星・冥王星と、「スクエア」と呼ばれる鋭い共鳴をします。
このふたつの星からの刺激は、あなたの内側に潜んでいた「問い」を引き出すトリガーとなるエネルギーを持っています。
「いまの生き方は、自分の情熱と一致しているのだろうか?」
「このままの道でいいのか? 本当に望んでいるものは?」
そんなふうに、自分自身への静かな「問い」が、胸の奥で目を覚ます気配があります。あるいは、日常のできごとのなかで、思いがけずに「問い」が突きつけられることもあるでしょう。
ただ、ここで重要なのは、火星と冥王星の鋭い共鳴は、混乱をもたらすためではなく、「本当に進むべき道」を明確にするために起こるということです。
以下にて、火星と冥王星、それぞれが現在、乙女座タイプのあなたに与えているテーマをお伝えします。
これらの文章を、現在のあなたの状況に引き寄せながら読んでみてください。そうすることで、今回の新月は、きっとあなたの心に「問い」を浮かび上がらせてくれるはずです。そして、「問い」に対して言葉を与えたとき、月はその想いを光に変えて、次の満月に向かってゆっくりと満たしていくことになります。
新月から48時間以内に、願いと誓いを言葉にしてみてください。
新月から48時間ほどは、願いや誓いを立てるのにもっともふさわしい時間とされています。
心に浮かんだ小さな声を、そのままにせず言葉にしてみることで、月はあなたの願いや誓いを受け取り、やがて光として返してくれます。
「こうなりたい」と思う未来の姿。
「もう変わりたい」と心の奥で感じていたこと。
そのひとつひとつが、この新月の闇に吸い込まれ、月が満ちる道のりのなかで形を持ち始めるに違いありません。
あなたの静かな「問い」と決意が、ここから物語を動かしていきます。