水星が獅子座タイプに与えるコミュニケーション運(6/1〜8/10)
今回、水星が蟹座に滞在するのは、6月1日から8月10日まで。逆行期間を挟むことにより、ふだんの三倍以上もの長い期間を蟹座で過ごすことになります。ここでは、獅子座タイプのあなたのコミュニケーションが辿る道筋を、以下の三つの期間に分けてお伝えしていきます。
①6月1日~6月30日:水星が蟹座で順行する期間。「新しい声、新しい表現が芽生えるフェーズ」
②6月30日~7月24日:水星が蟹座で逆行する期間。「言葉のすれ違いが導く、見直しと修復のフェーズ」
③7月24日~8月10日:逆行を終えた水星が再び順行する期間。「逆行を経て、本当のコミュニケーションがかたちになるフェーズ」
①6月1日~6月30日:水星が蟹座で順行する期間。「新しい声、新しい表現が芽生えるフェーズ」
この期間、獅子座タイプのあなたは不思議な感覚に包まれるかもしれません。まるで、いつも明確だったものの輪郭が少しずつぼやけていくような、そんな感覚です。自分の考えを言葉にしようとしても、いつもよりうまくかたちにならない。伝えたいことがあるのに、それを掴もうとすると水のように指の間からこぼれ落ちてしまう。あるいは、これまで当たり前のように交わしていた会話に、わずかな違和感を覚えることがあるかもしれません。
それは、あなたのなかでひとつのサイクルが静かに終わりつつあるためです。この時期の水星は、これまで築いてきたコミュニケーションのかたちを一度ほどいていきます。古い言葉の使い方、慣れ親しんだ表現、長く続けてきた誰かとの関わり方。それらがゆっくりと力を失い、霧のように薄れていくのです。
この現象は停滞ではなく「移行の前段階」にあたります。水星が、これから始まる新しい流れに合わせて、あなたの繋がりや言葉の質を静かに調整しているのです。
獅子座タイプのあなたは、本来「輝く人」です。堂々と自分を表現し、言葉に力を込めて周囲を照らしてきた。だからこそ、言葉がうまく届かないこの時期には、もどかしさを感じるかもしれません。けれど、この「ほどけ」の時間は、より強く輝くための準備なのです。
ここで大切なのは、これを喪失と捉えないことです。古い皮膚が剥がれなければ新しい肌は生まれません。蝶がサナギのなかで一度完全に溶けなければ、羽を持つことはできないのです。この期間のどこかで、長く続いていた繋がりが自然と途切れることがあるかもしれません。返事が来なくなる人、距離ができる関係、終わりを迎えるプロジェクト。でもそれは、新しい「なにか」が入ってくるための空白を作っているのです。
そして、6月21日、太陽が蟹座に移動します。太陽は日常の「土台」を形作る星であり、水星と手を取り合い、この「ほどけていく作業」をさらに深めます。二つの星が新しいあなたという存在、そして、新しいコミュニケーションのかたちを水面下で作り上げている最中なのです。
②6月30日~7月24日:水星が蟹座で逆行する期間。「言葉のすれ違いが導く、見直しと修復のフェーズ」
6月30日、水星は逆行を始めます。ここから、①で始まった「ほどけ」はさらに深まり、混沌とした状態へと入っていきます。言葉は迷子になり、意図は誤解され、予定は狂い始めます。送ったメッセージに返信が来ない。話したはずのことが伝わっていない。約束が曖昧になる。こうしたできごとが、まるで霧のなかを歩くようにあなたの日常に現れるかもしれません。
これは、すべてが一度「無」に還る段階です。
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