あなたの運命

水星が双子座タイプにもたらす五段階のコミュニケーションの物語(10/29〜2026.1/2)

今回、水星が射手座に滞在するのは、10月29日から2026年1月2日まで。ただ、逆行を挟むことによって、水星は一時的にひとつ前の蠍座に逆戻りしてしまいます。その結果、水星はふだんの約三倍もの時間をかけてふたつの星座を行ったり来たりすることに。これは、特に双子座タイプのあなたのコミュニケーション運を大きく更新する期間といえます。また、星の逆行には、やり残した課題を果たすために「過去に戻る」という意味合いも。過去に出会うべきだった人、交わすべきだった言葉と改めて出会うことがあり得るときなのです。

ここでは、水星が星座を行ったり来たりする約二ヶ月間、双子座タイプのあなたのコミュニケーションが辿る道筋を、以下の五つの期間に分けてお伝えしていきます。

①10月29日〜11月10日:水星が射手座で順行する期間

「新たなコミュニケーションが生まれる」

②11月10日〜11月19日:水星が射手座で逆行する期間

「新たな交流を手に入れるために必要なコミュニケーションの調整が行われる」

③11月19日〜11月30日:逆行する水星がひとつ前の蠍座に戻り、逆行を続ける期間

「やり残した課題に出会う」

④11月30日〜12月12日:逆行を終えた水星が改めて蠍座で順行する期間

「出会うべきだったコミュニケーションを、改めてやり直す」

⑤12月12日〜2026年1月2日:水星が再び射手座に滞在する期間

「後戻りを経て、①の新たな交流がしっかりと形作られる」

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①10月29日〜11月10日:水星が射手座で順行する期間

双子座タイプのあなたにとっては「真摯な言葉」が必要となる時期であり、この約二週間、そのための力が水星から注がれます。ここでいう「真摯な言葉」とは、あなたが真剣に向き合うべき相手に投げかけるものです。たとえば、夫婦間の意見の相違やトラブルを避けるための話し合い、あるいは、想いを寄せる相手と恋人関係になるための告白、仕事であれば、クライアントを説得するためのプレゼンなどが挙げられます。

この期間に入ると、あなたが「この人は真剣に対峙しなければならない」と思う人が現れる傾向が強くなります。そして、じっさいに現れたと感じたならば、真摯にコミュニケーションをすべきときです。なぜなら、それがどんな相手であっても、将来的にあなたにとって、とても重要な存在となる可能性があるからにほかなりません。

その意味でも、あなたにとって重要な人物であるほど、正面から気持ちを伝えることが大切です。恋人やパートナーに不満があれば隠さず共有すること、相手がライバルであれば追い越す努力をすること、それが仕事上の重要なクライアントであれば、全力を注いだ企画を提出すべき時となります。また、そういう相手が思い浮かばないという場合は、この約二週間のうちに新たな出会いの可能性が高まる暗示もあります。

②11月10日〜11月19日:水星が射手座で逆行する期間

11月10日から、水星は逆行を始めます。それに伴い、①で説明したコミュニケーションの流れに少し停滞が訪れるかもしれません。水星の逆行期間には、誤解や勘違い、すれ違いが起こったり、反対に、伸びていった言葉が途中で逆戻りして、いつもの変わらない日常へと戻ったりしがちですが、これらは典型的な水星の逆行による影響といえます。言葉が上手く噛み合わなくなり、誤解などが日常の生活を揺るがしていくときなのです。ここで大切なのは、こういったトラブルが起こるのは、正しい運命が巡るように水星が調整期間に入ったからだと理解すること。正しい日常に辿り着くべく、水星が運命の調整工事をしていると考えてください。

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