8月23日の新月が天秤座タイプにもたらす「始まり」とは?
8月23日午前4時21分、新月を迎えます。 新月とは、月が太陽と重なることで、その光をすべて失う瞬間です。新月から生まれた光が満月を経て、再びゼロとなるまでが、ひとつのサイクル。つまり、ひとつのサイクルの「終わり」と新たなサイクルの「始まり」が同居するのが、新月なのです。これまでのできごとを過去のものとすることで、また新しい始まりへと向かう──新月は、どんなに苦しいときであっても、私たちにな「未来の可能性」を示してくれる存在です。
今回の新月には、特に大きな意味が宿っています。 新月の瞬間、重なった月と太陽は、変革の星・天王星と鋭く共鳴するからです。天王星は、常識や既成概念を覆し、新しい可能性を切り開く星。7月7日にじつに約八年ぶりとなる星座移動を果たしたばかりのこの星が、今回の新月と「スクエア」と呼ばれる共鳴を起こすというわけです。
このスクエアがあなたの現在に突きつけるのが、緊張感に満ちた疑問符です。あなたがこれまで当たり前だと思っていた価値観や生き方、人間関係のパターンなどに対して、「本当にこのままでいいのか?」という鋭い問いを投げかけるのです。端的にいうと、その目的は、古い枠組みからの脱却を促すこと。こういった問いかけは、ときとして、居心地の悪さや混乱をもたらすかもしれませんが、だからこそ、成長への扉は開かれるはずです。
そして、この問いかけへの答えを見つけることが、この新月の最も重要な意味です。約八年ぶりに星座を移動した天王星は、これからまた約八年という長い年月をかけて、あなたに新たな「変革」をもたらしていきます。今回の新月は、あなたが約八年がかりでどこに辿り着きたいのか、どんな自分になりたいのかを深く思索し、誓いを立てるべき瞬間といえます。
このリンク先の記事では、これから約八年間、天王星が天秤座タイプにもたらす「変革」をお伝えします。
天王星が与える影響についての文章を読むことで、あなたが進みたい方向、あるいは、辿り着きたい場所がおぼろげにでも浮かんできたならば、まずはそこを目指すことをこの新月に誓ってみてください。
新月を迎えてから48時間ほどは、「始まり」を意識して行動するのにふさわしいときです。天王星が与える影響を改めて確認し、そのうえであなたが「こうありたい」と願うことを新月に投げかけましょう。誓いとは、未来の自分への種蒔きのようなもの。今回の新月に立てた誓いは、これから満ちていく光とともに、徐々に現実的なかたちを持ち始めていくに違いありません。