８月９日の満月が、蠍座タイプが進むべき道を照らす。

8月9日午後4時54分、満月を迎えます。

満月とは、太陽と真正面から向き合う月が光を一身に受け、真円に輝く瞬間。それは、ひとつのサイクルが完成するタイミングともいえます。新月ですべての光を失った月が、日々その輝きを増していき、上弦の月を経て、ついにその光が最も強く放たれる――それが、満月なのです。その光は、私たちの心の奥底を照らし、これまでの歩みを振り返らせ、そして、前方に広がる未来への道筋を示してくれます。

そう、満月は、あなたの歩みを照らし、そこから生まれる新たな可能性をあなたに知らせてくれます。重ねた努力、流した涙、対決による疲弊、味わった喜び、などなど。これまでのあなたの心の動きを吸い込みながら満ちてきた月は、満月というピークを迎えることで、そこから導かれる未来を輝かせます。そう、これからあなたが進むべき道を見出すタイミングでもあるのです。

また、今回の満月は、「夢中」を抱えた満月とも表現できます。というのも、満月となる瞬間、月と太陽は、ほかのどの星とも共鳴することなく、完全に「向き合ったふたつの星」だけの世界を形作るからです。太陽は、外の現実世界であり、月は人々の内面世界の象徴。「外と内が繋がり、ほかのすべてが消える瞬間」が、今回の満月です。

もしあなたがいま、夢中になって追いかけている人やものごとがあるならば、今回の満月を中心とした数日間はそれに集中することで、今後、進むべき道が見えてきそう。周囲が消えてしまうほど集中している「なにか」と、この満月は深く共鳴するからです。

そして、ここからが重要なのですが、この「夢中」になれる力こそが、激動の2025年下半期を乗り越えるための重要な鍵となります。

今回の満月は、決して偶然に生まれる満月ではありません。2025年は上半期から大きな変化の波が押し寄せており、これまでに、海王星、土星、天王星という三つの重要な星が「世紀の大移動」を果たしました。これらの星の影響は、これから私たちの日常に深く静かに浸透していくことになります。

そんな変化の渦中にあるからこそ、今回の満月が与えてくれる「夢中」のエネルギーが大切なのです。周囲に振り回されることなく、自分の内なる声に集中できる力は、新しい時代を歩むための羅針盤となるはずです。

以下にて、2025年下半期の蠍座タイプの運勢をお伝えします。画像をタップしてください。これまでの積み重ねがこれから向かっていく方向をイメージしながら、文章を読んでみてください。