あなたの運命

7月11日の満月は蠍座タイプの「大転換」を照らす。

7月11日午前5時36分、早朝の空に力強い満月が生まれます。

激動の2025年という年において、この満月は特別な意味を持っています。なぜなら、この満月を挟むように、占星術的に2025年の主役ともいえる三つの星が揃って大きな動きを見せているからです。

まずは7月5日、夢と無意識の星・海王星が「最初の逆行」を開始しました。

続いて7月7日、変革の星・天王星が約八年ぶりの星座移動を果たしました。天王星は牡牛座から双子座へと、歴史的な移動を遂げたのです。

さらには7月13日、試練と達成の星・土星が「最初の逆行」を開始します。

これほど短い期間に、これだけの重要な星たちが大きな動きを見せることは滅多にありません。その嵐のような変化の真っ只中で、今回の満月は静かながらも、パワフルに輝くというわけです。

満月は本来、ひとつのサイクルの「達成」を意味します。光を失った新月から始まり、少しずつ光を増していき、ついにすべての光を抱くピークに到達する——それが満月です。しかし、今回は単なる一ヶ月のサイクルの完成を超え、もっと大きな時代の転換点を照らし出す光として、私たちの前に現れることになります。

特に注目すべきは、7月7日に起こった天王星の約八年ぶりの星座移動です。天王星が牡牛座に滞在していた約八年間、私たちは予期せぬパンデミック、働き方の改革、価値観の大転換など、数え切れないほどの変化を経験してきたはずです。生活の「土台」そのものが揺さぶられ、書き換えられる、まさしく激動の時代でした。

その物語が幕を閉じ、7月7日から始まったのは、天王星の双子座時代というまったく新しい物語。情報、コミュニケーション、学び、人との繋がり方。そのすべてが根本から刷新されていく約八年間が、ここから始まったのです。これまでの混乱は過去ものとなり、新しい変革の風が吹き込んでくるに違いありません。

▶︎ 天王星が約八年がかりでもたらす「変革」によって蠍座タイプに与えられる影響については、こちらをタップ。

そして、海王星と土星の「最初の逆行」が、この「変革」の流れに深みをもたらしていきます。

3月30日、約13年ぶりに「世紀の大移動」を果たした海王星は、あなたを取り巻くさまざまな「縁」を静かに編み直し始めています。人と人、人と場所、人と自然、人と時代——あらゆる関係性が、いま、深いところからゆっくりと再編成されつつあるのです。7月5日から始まった海王星の「最初の逆行」は、これまでの約13年間で紡がれた「縁」を、これからの約14年間で紡がれる新たな「縁」へと引き継ぐ期間、つまり、過去と未来を繋ぐ結び目のときといえます。

▶︎ 7月5日から始まった海王星の「最初の逆行」が蠍座タイプに与える影響については、こちらをタップ。

また、5月25日に約二年三ヶ月ぶりに星座を移動した土星は、これまで人々に課せられてきた試練を過去のものとし、試練を経て蓄積された経験がこれからの成長の「土台」となるよう導いています。私たちは現在、さらなる高みへと向かう新たなフェーズに突入しているのです。そして、土星は7月13日から始まる「最初の逆行」によって、まだ残っている古い制約や課題を完全に過去のものとし、新たなチャレンジへの道筋をあなたに示すでしょう。

▶︎ 7月13日から始まる土星の「最初の逆行」が蠍座タイプに与える影響については、こちらをタップ。

今回の満月は、この三つの激しい転換の真ん中で美しく輝きます。忘れていた言葉や終わったはずの「縁」、封印してきた想いが、時空を超えた手紙のように届くかもしれません。心の奥底に眠っていたテーマが、現実のなかでふいに目を覚まし、静かに輪郭を持ち始めるタイミングで迎えるのが、今回の満月なのです。 激動の2025年を照らすかのごとく光を放ち、過去と未来を繋ぐ架け橋となって、あなたの新たな歩みをも照らしてくれるはずです。