水星が乙女座タイプに与えるコミュニケーション運(6/27〜9/2)
今回、水星が獅子座に滞在するのは、6月27日から9月2日まで。逆行期間を挟むことにより、ふだんの三倍以上という期間を獅子座で過ごすことになります。ここでは、乙女座タイプのあなたのコミュニケーションが辿る道筋を、以下の三つの期間に分けてお伝えしていきます。
①6月27日〜7月18日:水星が獅子座で順行する期間:「新しい声、新しい表現が芽生えるフェーズ」
②7月18日〜8月11日:水星が逆行する期間:「言葉のすれ違いが導く、見直しと修復のフェーズ」
③8月11日〜9月2日:水星が再び順行に戻る期間:「逆行を経て、本当のコミュニケーションが形になるフェーズ」
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①6月27日〜7月18日:水星が獅子座で順行する期間:「新しい声、新しい表現が芽生えるフェーズ」
乙女座タイプのあなたの場合、この期間は、「外に発する言葉」よりも「内側で熟成されていく言葉」のほうが重要なテーマとなるときです。ふだんは言葉にしやすいことがうまくいえなかったり、伝えたはずの気持ちが微妙にズレた形で相手に届いてしまったりするかもしれません。自分のなかでははっきりしているのに、外に出た瞬間、霧がかかったようになる──そんな感覚です。
ただし、これは決してネガティブな意味ではありません。むしろ新しい言葉があなたの内側で目覚めようとしている、静かな準備のときだと捉えてみてください。この期間のあなたは、自分でもまだ気づいていなかった感情や考えと出会い、それらを少しずつ形にしようとしています。そのプロセスの途中にあるため、言葉がまとまらなかったり、意図が曖昧になってしまうのです。
この期間のあなたにとっては、「話す」よりも「感じる」こと、「説明する」よりも「静かに見つめる」ことに大きな意味があります。ふとしたひとことが相手に強く響いたり、思いがけないタイミングで人と繋がったりするような、不思議なコミュニケーションの偶然も起こり得ます。そういった現象も含めて、表に見えないところで、言葉の力が静かに育っている期間というわけです。
水星が獅子座に滞在するこの約二ヶ月全体を通じて、乙女座タイプのあなたのなかには新しい言葉、新しい表現、新しい伝え方が芽生えていくはずです。ただ、この期間は、まだその「前夜」ともいえるとき。なにかが始まる気配を感じながら、自分自身の内側を丁寧に見つめることが大切なようです。
心のなかでじっと発芽のタイミングを待っている言葉たちが、これから少しずつ、あなたらしい形で外の世界に向かって動き始めます。そのときが訪れるまで、焦らずに、静かにしながら、いまこの瞬間に耳を澄ませていくべきです。
②7月18日〜8月11日:水星が逆行する期間:「言葉のすれ違いが導く、見直しと修復のフェーズ」
①でお伝えしたとおり、いまのあなたは内なる言葉をゆっくりと形にしていく「準備期間」にいます。そして、この水星の逆行中、その準備はいっそう「繊細な見直し」や「深い気づき」へと進んでいきそうです。
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