木星が魚座タイプにもたらす約一年分の「幸運と拡大」(2025.6/10〜2026.6/9)

2025年6月10日、木星が蟹座へと移動。木星はそのまま2026年6月9日までの約一年間、この星座に滞在します。

木星は、あなたの世界をひと回り広げてくれる星です。「幸運をもたらす星」とも表現されますが、より正確にいうならば、あなたが触れたものを一気に広げ、可能性を押し広げる星。チャンス、出会い、人脈、言葉、経済的な流れ。あらゆる「巡り」を豊かに、力強くするべく働くのです。目に見える成果はもちろんのこと、成果を受け取るための「器」そのものを育てるともいえるでしょう。

ただ、拡大には必ず影も伴います。広がったぶんだけ新たな責任や決断、そして、勇気も不可欠です。木星のエネルギーが恋愛に作用すれば、「ときめき」が一気に高まり、曖昧にしていた感情が臨界点を迎えてしまうケースも。仕事に作用すれば、成果を求められるだけでなく、本気度が試されるような場面が増えそうです。

木星は約一年かけてひとつの星座を旅し、その星座タイプにふさわしいテーマを私たちに授けていきます。つまり、木星の幸運とは、ただ与えられるものというわけではなく、自ら育て、関わり、応えていくもの。その「拡大の波」を上手く乗りこなせるかどうかで、これからの人生の景色が大きく変わっていくことになります。

それでは、この拡大の星が2025年6月10日からの約一年間、魚座タイプのあなたにもたらす幸運と拡大とは、いったいどのようなものなのでしょう？ それをこれから説明していきます。

木星のエネルギーは、魚座タイプのあなたの「喜び」を大きく広げていくものとなりそうです。「幸運と拡大」の星・木星は、これからの約一年、とりわけあなたに強く働きかけます。まさに「幸運期の到来」です。ただし、ひとつ心に留めておいてほしいことがあります。「喜びが広がる」というと、ハッピーで明るいことばかりが起こるように感じるかもしれません。それも間違いではないのですが、じっさいにはもう少し深い意味が含まれています。

この「喜び」の拡大とは、「創造性」の拡大ともいい換えることができます。ここでいう「喜び」とは、なにもせずとも喜べるといったタイプのものではないからです。じっさい、努力もなく、いろいろなものが手に入ったとしても、真の「喜び」は生まれないはず。自ら世界に働きかけ、そこから価値を見出してこそ「喜び」は生まれるのです。そう、働きかけること、あるいは、与えることが不可欠。私たちを取り巻く世界は可能性に満ちており、自然も社会も人々も、それぞれがまったく違う個性と可能性を持っています。世界に働きかけるとは、他人も含め、自然、もの、情報、場所などにあなたがアプローチし、そこから価値を引き出す行為というわけです。

たとえば

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