あなたの運命

5月12日の満月は山羊座タイプのなにを照らすのか?

5月12日の深夜(正確には、13日午前1時55分)、満月を迎えます。

この満月は、ネイティブアメリカンの間でフラワームーンと呼ばれています。草花が一斉に咲き誇る季節に現れることから名付けられた、生命の息吹に満ちた賑やかな満月です。

満月とは、地球を挟んで月と太陽が真正面に向き合う瞬間のこと。このとき、月は太陽の光を正面から受け取り、完全な円として輝きます。西洋占星術では、この瞬間を「達成」や「完成」のときと捉えます。光を失った新月から始まり、徐々に満ちていくプロセスを経て、すべての光を抱く満月へと至る流れは、まるでひとつの物語の完結のようです。

月は古来、私たちの心や感情と深く結びついた存在とされてきました。新月から満月へと向かう間に、私たちが抱えてきた感情や想いを吸い上げ、それを満月というかたちで昇華させるのです。だからこそ、満月は心を強く照らす光であり、未来を示す灯火でもあるというわけです。

今回のフラワームーンは、西洋占星術的に非常に重要な意味を持っています。

それは、この満月が生まれる瞬間に、太陽が変革の星・天王星と重なっていること。この現象は、長く続いたひとつの時代が節目を迎えるサインです。

そう、満月は通常、約一ヶ月のサイクルを締めくくるものですが、今回はその背後に、約八年にわたる天王星の大きな動きが重なるのです。天王星はこの約八年間、牡牛座に滞在し、私たちの価値観、ライフスタイル、社会の構造そのものにまで大きな変化をもたらしてきました。そして、約二ヶ月後の7月7日、天王星はついに牡牛座から双子座へと移動します。これは、新たな時代の扉が開かれるということ。今回の満月は、その変化の直前に訪れる静かな光。さらには、「激動の約八年」を優しく、そして、力強く照らす光でもあります。

この約八年間、私たちは数えきれないほどの変化を経験してきましたが、西洋占星術的にみると、そこには天王星の存在があります(こちらのリンクから、天王星が約八年がかりで山羊座タイプのあなたにもたらした「変革」を振り返ることができます)。

予期せぬパンデミック、国際情勢の緊張、AIやテクノロジーの急激な進化。私たちの暮らし方、働き方、人間関係、

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