あなたの運命

太陽が天秤座タイプに与える「土台」の運勢(3/20〜4/20)

太陽は西洋占星術の中心となる、特別な星です。人が生まれた瞬間、太陽がどの星座にいるかによって、その人の星座タイプが決まります。つまり、あなたが生まれた時に太陽がいた星座によって、あなたという存在にその星座独特の運命が刻まれるということ。火星は情熱、水星はコミュニケーションなど、星にはそれぞれ司る運命ジャンルがありますが、太陽が司るのは、日常の「土台」となる運勢。恋愛運や金運などとは違い、個別の運勢の基盤となる太い「流れ」に影響を与えていきます。

3月20日、太陽が牡羊座へと移動します。太陽はそのまま4月20日までの一ヶ月間、牡羊座に滞在し、人々の「土台」となる運気を形作っていきます。この太陽は、「始まりの光」とも表現できる、特別な輝きを持っています。

というのも、太陽が牡羊座へと移動する3月20日は春分の日だからです。春分の日とは、太陽が真東から昇る日であり、昼と夜の長さがほぼ同じになるとき。古来、この日は世界各地で神聖な日とされており、日本では、懐かしい人をあの世からこの世に迎え入れる彼岸の中日として知られています。いわば、太陽が蘇る日です。

こういった考え方は、西洋占星術においても同じ。私たちの日常生活の「土台」となる運勢を形作る中心的な星として、太陽を捉えています。この太陽が春分の日を迎え、一年間の旅路を終えると同時に新たな周期に突入する3月20日こそが、西洋占星術的な新年が幕を開ける瞬間というわけです。

この一ヶ月間の太陽が天秤座タイプのあなたに与えるのは、ひとことでいうと、

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