あなたの運命

12月15日の満月は蠍座タイプのなにを照らすのか?

12月15日、満月が生まれます。ネイティブアメリカンによって「コールドムーン」と名付けられた満月です。寒さが本格化するこの季節、澄み切った夜空に、ひときわ凛とした輝きを放ちます。今年最後となるこの満月は、2024年を締めくくる光であり、来るべき2025年の波乱を照らす道標でもあります。

西洋占星術では、月は私たちの心を映す鏡のような存在とされています。新月の闇に包まれたとき、月は人々の心に芽生えた願いや誓いを静かにその身に受け止めます。そして、願いや誓いを大切に抱きながら、少しずつ光を増やし、夜空に姿を現していきます。それはまるで、私たちの想いが現実の形を帯びていく過程。夜空に輝く月の姿が日に日に大きくなっていくのとシンクロするように、私たちの想いもまた、確かな実りを目指し、成長していくのです。

満月の瞬間、月はそれまで受け止めてきたすべての願いや誓いを、まばゆい光にかえ、世界に解き放ちます。光はこれまでの私たちの想いを映し出し、そこからまた新たな道筋を照らし出すことになります。

12月15日午後6時1分、満月は双子座の夜空で輝きを放ちます。この日を中心とした数日間は、満月の影響がとりわけ強く世の中に漂い、人々の心に届いていくとき。特に今回の満月は、夢や無意識を司る海王星と強く共鳴します。これは、無意識世界であなたにまつわる「縁」を紡いでいる海王星が、満月を通じて、蠍座タイプのあなたに問いかけをもたらすイメージです。

海王星はいま、大きな転換点を迎えています。2012年から約13年もの期間、魚座という夢想的な星座に滞在してきた海王星が、もうすぐその旅に終止符を打つのです。12月8日に、魚座での「最後の逆行」を終えたばかりですが、

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来年3月30日には、牡羊座へと大移動します。この星座大移動は、2025年の重要な西洋占星術的事件のひとつ。人々の「縁」に大きな変容をもたらすことになります。

これまで、海王星は魚座に滞在し、蠍座タイプのあなたの「縁」を静かに紡いできました。そんな海王星は、今年最後の満月と共鳴することで、あなたに深く問いかけます。

「あなたの描いてきた夢は、どこまで現実となったのか」 「理想を追い求めることで、見失ってきたものはなにか」 「激動の2025年に向けて、なにを持って進むべきなのか」

2024年最後の満月は、これまでのあなたの歩みを静かに照らし出します。同時に、海王星との共鳴を通じて、2025年にあなたが出会うであろう、新たな「縁」の道筋をも浮かび上がらせます。満月を中心とした数日間、自分の心の動きに耳を澄ませてみることが大切。胸の内に感じるなにか――それは、いよいよ始まろうとしている新たな物語の予感なのかもしれません。あなたはまもなく、新たな旅路へと踏み出していきます。

また、この満月を中心とした数日間は、2024年という一年と、海王星が魚座で過ごした約13年というふたつの時間を振り返ってみるべきタイミングでもあります。このふたつの時間が溶け合い、2025年に進むべきあなたの向かうべき道が心に浮かんでくるはずです。

海王星はいま、魚座滞在の最終盤にいます。今回の満月がその約13年の歩みを輝かせるようなイメージを持ちながら、海王星がこれまであなたに与えてきた影響をこの記事で確認してください。