12月1日の新月が山羊座タイプに与える影響とは?
12月1日午後3時21分、新月が訪れます。新月とは、月が太陽と重なり、そのすべての光を失う瞬間です。このとき、月は宇宙の暗闇に溶け込むことで、その姿を消し去りますが、ただ、これは単なる暗闇を意味するものではありません。そこには「可能性」が詰まっています。これまでのサイクルで起こったできごとを過去のものとし、新しいサイクルへと向かう直前のゼロ地点。そう、新月は「終わり」と「始まり」を同時に宿した「可能性そのもの」であり、新たなスタートに必要なエネルギーをもたらしてくれる真空でもあるのです。
今回の新月には、ふたつの注目すべき共鳴があります。
ひとつ目は、試練の星・土星との共鳴です。
新月の瞬間、月は試練の星・土星と「スクエア」と呼ばれる鋭い共鳴をするのです。土星は11月15日に魚座での「最後の逆行」を終え、来年5月の牡羊座への大移動に向けて振り返ることなく進み始めている状況です。そんなタイミングでの新月との鋭い共鳴は、山羊座タイプのあなたに、ある種の「最後の問いかけ」をします。「自分は本当にやるべきことと向き合えているだろうか」というものです。
土星は「忍耐」と「責任」を象徴する星です。昨年3月に土星が魚座での滞在を始めて以来、あなたはさまざまな試練を受け止めながら、着実に歩みを進めてきました。ただ、ときとして、重くのしかかるような試練や課題も立ちはだかったはずです。しかし、その過程で培ってきた経験とスキルは、確かな強さとなってあなたのなかに根付いています。今回の新月は、そんなあなたの苦闘に新たな意味と価値を見出すエネルギーを秘めているというわけです。
11月15日の土星の「最後の逆行」終了以降、あなたは自分のなかになんらかの変化を感じ始めているかもしれません。それは、「もうここまでやってきたのだから」という諦めではなく、「これだけ乗り越えてきたのだから」という静かな自信となって現れてくるようなものであるはずです。
土星の魚座滞在は最終盤を迎えています。自分が辿ってきた道を改めて振り返りながら、今回の新月が「始まり」を生み出すイメージとともに、2023年3月から土星が山羊座タイプのあなたにもたらしている運命についての文章を読んでみてください。
そして、ふたつ目は、情熱の星・火星との共鳴です。
新月の瞬間、月は火星と「トライン」と呼ばれる穏やかな共鳴関係を結びます。
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