海王星が射手座タイプにもたらす「縁」、そして、「最後の逆行」の意味(7/2〜12/8)
海王星は2012年から魚座に滞在しています。2025年3月まで、トータル約13年もの長きにわたる滞在となりますが、すでに残り一年を切っています。そして、2025年3月に牡羊座へと移動し、そのまま2039年まで牡羊座に滞在することに。そう、いまは魚座時代の大詰めともいえるとき。約14年間の牡羊座時代へと繋いでいく期間に入っているのです。ひとつの時代の仕上げの段階であり、同時に、新しい時代を迎える直前の段階でもあるというわけです。
時代の端境期を迎えるなか、海王星は7月2日から12月8日まで、「最後の逆行」を行います。
逆行とは、運命の調整です。ふだんの運行で積もった澱みを、逆方向へと進むことで振り落とすイメージ。それは、筋肉や関節をいつもとは違う方向へと伸ばす「ストレッチ」のようなもの。星は逆行によって運命に刺激を与え、運命本来の可動域を取り戻しているのです。今回の海王星の逆行は、魚座における「最後の逆行」。12月8日に逆行を終えた後は、次の目的地である牡羊座へと移動するまで、逆行することはありません。今回の逆行は、約13年間の魚座滞在を締めくくる最後の調整期間というだけでなく、新しい時代に向けた総括の期間ともいえるはずです。
以下では、海王星がこれまで射手座タイプのあなたの無意識に与えてきた影響、そして、「最後の逆行」の意味をお伝えします。
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海王星は夢や無意識、そして、人々のスピリチュアリティを司る星です。さらにいうと、ものごとの境界を曖昧にしていく働きを持った星。人と人との壁、あるいは、人と自然との区別をなくして、一体化するべく繋げるといった働きにより、他人の喜びや痛みも自分の喜びや痛みのごとく感じられるように。もっと大きな視点でいうと、自然破壊や動物虐待などに対しても同様です。
境界がなくなるということは、ものごとが繋がりやすくなるということでもあります。人は同じような傾向を持つ人やものごと、できごとと繋がっていくもの。似たもの同士が集まる傾向は普遍的な現象です。このような繋がりを「縁」と呼びますが、海王星は意識の水面下で「縁」を繋いでいく星ということもできます。
海王星は、射手座タイプのあなたの無意識に働きかけます。
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