冥王星が双子座タイプにもたらす「再生」、そして、逆行の意味(5/3〜11/20)
2023年3月23日、冥王星は水瓶座へと移動しました。これは約16年ぶりとなる星座移動であり、時代の転換点ともいえるできごとです。約16年という年月をかけて世界の奥底で進行していた「再生」のプロセスが、ついに完成を見たのです。現在、冥王星は2044年1月までの約21年を水瓶座で過ごす旅に出ています。それは、新たな「喪失」をもたらし、そこから新しい世界、新しいあなたを生み出すための長い道のり。旅が始まったばかりのいまは、時代の大きな変わり目なのです。
そんななか、2024年5月3日から六、七ヶ月ほど、冥王星はイレギュラーな動きをすることに。そう、この日から逆行を開始するのです。逆行中の2024年9月2日には、約16年間過ごしてきた山羊座に一時的に逆戻りをしてしまいます。そして、10月12日に逆行を終了し、その後改めて順行を開始。再び水瓶座へと移動するのは、2024年11月20日となります。
冥王星の動きを整理してみます。
2023年3月23日:水瓶座へ、約16年ぶりの星座移動。
2024年5月3日:水瓶座にて逆行を開始。
2024年9月2日:逆行するあまり、ひとつ前の山羊座へと戻る。
2024年10月12日:逆行を終了。順行を開始。
2024年11月20日:再び水瓶座へと移動する。
上記のとおり、冥王星は逆行することで、ふたつの星座を行ったり来たりするのです。この期間は、約16年ぶりの星座移動によって起こる運命の変化を調整する期間といえます。山羊座に一時的に逆戻りするのは、大きな運命のスムーズな移行のため。いったん「過去」に戻って張り詰めた運命の緊張をほぐし、運命を滑らかに変化させるべく、調整していきます。
じつは、この一連の逆行の動きは2023年5月にも起こっており、今回は二度目。今回の逆行を終えると、時代を繋ぐ「大いなる調整」は完了します。冥王星は今後200年以上、山羊座へと戻ることはなく、本格的な水瓶座の冥王星時代が開幕するというわけです。今回の逆行は、運命が「過去」を締めくくるべく行う「大いなる逆行」ともいえるでしょう。
冥王星はあなたになにをもたらすのか? そして、この「大いなる逆行」があなたにもたらす意味とは? これらを三章にわけて説明していきます。
① 冥王星の役割
②冥王星が2044年までの期間、双子座タイプに与える「再生」
③2024年5月3日から始まる冥王星の逆行の意味
以下にて、順番に確認してください。
① 冥王星の役割
冥王星は人々に「再生」をもたらします。サナギが脱皮して美しい蝶へと変貌を遂げるように、あるいは、不死鳥が自らを火に投じて死と「再生」を繰り返すように、冥王星はひとつの「終わり」によって新たな「始まり」を生み出すという、壮大なサイクルを司っています。
生まれ変わるには、なにかを失う必要があります。これまで積み上げてきたものを失ってこそ、
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