水星が蠍座タイプにもたらすコミュニケーション運 （7/29〜10/5）

水星がもたらす三段階のコミュニケーションのドラマ。

今回、水星が乙女座に滞在するのは、7月29日から10月5日まで。途中で逆行期間を挟むことにより、ふだんの三倍以上という期間を乙女座で過ごすことになります。ここでは、蠍座タイプのあなたのコミュニケーションが辿る道筋を、以下の三つの期間にわけてお伝えしていきます。

①7月29日〜8月24日：水星が乙女座に滞在する期間「新たなコミュニケーションが生まれる」

②8月24日〜9月16日：水星が逆行する期間「コミュニケーションの調整、運命の整体が行われる」

③9月16日〜10月5日：逆行を終えた水星が改めて順行する期間「後戻りやトラブルなどを経て、①の新たなコミュニケーションがしっかりと形作られる」

①7月29日～8月24日：水星が乙女座に滞在する期間「新たなコミュニケーションが生まれる」

水星が乙女座に滞在する約二ヶ月間は、蠍座タイプのあなたに向かってさまざまな人や情報が集まってくるときであり、また、あなたの言葉が遠く、深い場所にまで届くとき。あなたの発する言葉や投稿する文章、あるいは、提出する企画などが意志を持った生きもののように世の中を駆け巡ることになりそうです。

水星は乙女座の守護星です。逆にいうと、乙女座は水星のホームグラウンドです。どの星もこういった「ホーム」を持っているのですが、星は「ホーム」に滞在する期間、その力が一気に強くなります。いわば実家に帰ってリフレッシュした状態なので、人々に与える影響も通常より大きくなるのです。

この期間、蠍座タイプのあなたのコミュニケーションにおけるキーワードは「透き通った言葉」です。「裏表のない透明な言葉」、「心からの思い」や「アイデア」などを人々の間に拡散させて、壊れたもののなかから新たな可能性を見出し、新たな人との繋がりを生み出す……。そんなふうに、あなたの言葉が輝く期間となるでしょう。いい換えれば、「自然体のあなたであれ」「自由であれ」ということでもあります。

あなたの放つ「透き通った言葉」は、水星によって世界のさまざまな場所へ届く流れが作られます。たとえば、メールやSNSでの言葉が多くの人に共有されるなど、自分のカラダを離れた言葉が直接話すよりもいっそう遠く、深くにまで届くことが起こり得るでしょう。重要な立場の人まで届く、深く人の心に刺さるといったこともありそうです。水星の役割とは、このように時代や環境の制約を飛び越えるように、言葉それ自体に力を与えるのです。

また、8月27日までは情熱の星・火星も乙女座に滞在しています。これは、星たちがお互いに協力し合う状況において、あなたの未知を求めるコミュニケーションをきっかけに、仕事への野心や恋への情熱が生まれることを暗示しています。恋愛に限らず、言葉が出会いを導くことがあり得るとき。さらに、8月23日には西洋占星術の基盤となる星・太陽も乙女座に移動します。太陽は同じ星座にいる星を力づける働きするため、8月後半以降の水星はより一層パワーアップするといえます。

これらの三つの星は協力し合いながら、あなたの声を遠くへと届けようと働いていきます。言葉ほかの言葉を呼ぶことで増幅していき、それは新たな情報や企画、恋愛やアイデアを巻き起こすはず。そして、あなた自身とコミュニケーションそのものが、まるで生きもののように知らない世界を求めて伸びていく……。そんな感覚をこの時期に覚えるかもしれません。

②8月24日～9月16日：水星が逆行する期間「コミュニケーションの調整、運命の整体が行われる」

この期間に入ると、①で説明したコミュニケーションに少し停滞が訪れる可能性があります。水星逆行期間は、誤解やトラブル、すれ違いが起こったり、あるいはせっかく伸びていた言葉が途中で引き返し、いつもの変わらない日常へと戻ったりといったことも。これらは、典型的な水星逆行の影響。言葉がうまく噛み合わず、そこで生じた誤解やすれ違いが日常生活を揺るがしていくときなのです。

ここで大切なのは、

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