冥王星が蠍座タイプにもたらす「変容」(5/2〜10/11)
冥王星が蠍座タイプにもたらす「変容」、そして、逆行の意味。
3月23日、冥王星は水瓶座に移動しました。じつに約16年ぶりとなる星座移動であり、世界や時代の転換点ともいえるできごとです。
冥王星はこれから2044年1月までの約21年間、水瓶座で過ごすことになります。これはつまり、約21年にわたって深い影響を人々に、そして、蠍座タイプのあなたに与えることを意味します。
ただ、5月2日から八、九ヶ月ほど、冥王星は少しイレギュラーな動きをします。そう、逆行です。水瓶座に移動したばかりの冥王星ですが、この日から逆行を始めるのです。冥王星はそのまま逆行を続け、6月11日にはこれまで約16年間過ごしてきた山羊座に一時的に逆戻りをしてしまいます。そして、10月11日に逆行を終了し、改めて順行を開始。再び水瓶座へと移動するのは2024年1月21日となります。
冥王星の動きを整理してみます。
2023年3月23日:水瓶座へ、約16年ぶりの星座移動。
2023年5月2日:水瓶座にて逆行を開始。
2023年6月11日:逆行するあまり、ひとつ前の山羊座へと戻る。
2023年10月11日:逆行を終了。順行を開始。
2024年1月21日:再び水瓶座へと移動する。
このとおり、冥王星は逆行によって、ふたつの星座を行ったり来たりすることに。これは、約16年ぶりの星座移動によって起こる運命の変化を調整する期間ということができます。いったん逆方向に進むことで、張り詰めていた運命の緊張をほぐし、滑らかに運命が変化していくよう調整していくのです。
この5月2日から始まる逆行は、蠍座タイプのあなたにとってどのような意味を持つのでしょう? そして、約21年という長い月日をかけて冥王星があなたに与える深い影響とは?
ここでは、以下の三章にわけて説明していきます。
①冥王星の役割
②冥王星が2044年1月までの期間、蠍座タイプに与える「変容」
③5月2日から始まる冥王星逆行の意味
それでは、順番に説明していきます。
①冥王星の役割
冥王星は人々に「破壊と再生」をもたらします。サナギから脱皮して美しい蝶が生まれるように、あるいは、自ら火に飛び込んで死ぬことで再び蘇る不死鳥のように、ひとつ「なにか」を終わらせることで、新たな「なにか」を生み出す役割を持つのが冥王星です。この「破壊」という言葉は、あくまで象徴として理解するもの。「終わり」や「喪失」といったイメージで捉えてもいいでしょう。冥王星が司るのは、「『なにか』を始めるには、『なにか』を終わらせる必要がある」という教えでもあります。
このような「破壊と再生」を通じて、
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