土星が蟹座タイプに与える運命(2023.3/7〜2025.5/29)
土星がもたらす試練、過去の困難の意味、その先の未来。
土星は課題をもたらす星です。その人が乗り越えるべき人生の課題をもたらす役割を持っています。別のいい方をすると、土星は成長を促す星。人々に試練や課題を与えることで、大きな成長への道筋をつけてくれるのです。
3月7日、土星が魚座へと移動します。土星はここから約二年三ヶ月、具体的には2025年5月25日まで魚座に滞在し、人々にそれぞれの人生の「基盤」を作り上げるよう促していきます。
この「基盤」は簡単に手に入るものではありません。鋼を高熱で溶かし、金槌で叩き、初めて美しい日本刀が生まれることに似ています。人はなんらかの試練を経ることで、ようやく「基盤」を手に入れられるのです。力強く美しい人生を生み出すためには、困難に立ち向かい、自分で自分を乗り越え続ける経験が必要です。
成長とは、過去に築いた土台からさらに高い土台を作り上げていくこと。それは終わりのないサイクルです。苦難の末に成し遂げた基盤があってこそ、よりいっそう広い夢や高い目標が見えてくるというわけです。そういったことから、土星は過去と未来を繋ぐ星でもあるといえます。
過去、苦しかったこと。それは現在、そして、未来の課題へと一直線に繋がっています。苦しいなかでもがいたことが、今後、あなたが進む道を作り上げていくのです。「なぜ私はこんなに苦しまなければならないのだろう」と思わせるような経験も決して無駄ではなく、必ず未来へと繋がっていくはず。土星はあなたの苦しみを未来へと繋げる働きをしてくれる星。夢中で課題に取り組むうち、すでに遥かな高みに到達している自分にふと気づくものです。
以上をふまえ、土星が蟹座タイプのあなたに与える運命をふたつの章にわけてお伝えしていきます。②の期間に苦労しながらも成し遂げたこと(それは自分でも気づいてない達成かもしれません)を土台として、①の現在や未来の課題が生まれています。
①2023年3月7日から2025年5月25日までの期間、蟹座タイプのあなたが土星から受け取る課題。
②2020年12月から2023年3月までの約二年半、土星の試練のもとに蟹座タイプのあなたが成し遂げたこと。
特に、①と②をあなたのなかでひとつのストーリーとして読み取ることがとても大切です。②を土台として、①の課題を解釈してみてください。そして、いま苦しいことがあるなら、その苦しみを未来へと繋げて考えることがとても大切です。
【①2023年3月7日から2025年5月25日までの期間、蟹座タイプのあなたが土星から受け取る課題】
この課題についてお伝えするには、これまでの約二年半、つまり、2020年12月から2023年3月までにあなたが経験した試練と達成について触れなければなりません(②としてこの文章の後半に掲載)。それは「新たに始まるために、終わる」期間と名付けられるものです。自己否定を重ねながら自分の深い場所へと螺旋状に沈んでいくような、そんな苦しい旅のイメージが浮かんできます。そして、その旅の終わりと同時に、あなたは新たな「始まり」を見出したはずなのです。終わりは始まりであり、なにかが始まるときには必ずなにかが終わるのです。深い場所に潜り切った末、なにかしらの「始まり」を手に入れたあなたは、2023年3月7日からの約二年三ヶ月、また新たな課題に直面する期間に入ることになります。
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