「最後の逆行」を終了。土星が魚座タイプに与える運命(2022.10/23〜2023.3/7)
「最後の逆行」を終了。土星が明らかにする試練の意味、そして、苦しみの終焉。
10月23日、土星は「最後の逆行」を終了します。2020年12月17日より土星は水瓶座に滞在。この水瓶座滞在期間、土星は数回逆行を行ったのですが、ついにその「最後の逆行」を終えることになります。これからは逆行することなく、次の星座・魚座へとまっすぐに向かっていくというわけです。
そう、土星はもうすぐ星座の大移動をします。具体的にいうと、2023年3月7日に魚座への大移動をするのです。これは、約二年半にわたったあなたの試練が終了するということ。また、苦しみからの解放であると同時に、大きな成長を手に入れるということでもあります。いま苦しい思いをしているあなたに、もうすぐ新たなステージがやってきます。
土星が12星座を一周するのにかかる期間は約30年。ひとつの星座で過ごすのは二、三年です。ひとつの星座に滞在する期間、土星は人々にそれぞれの「基盤」を作り上げるよう働きかけます。つまり、土星は二、三年ごとに人々に新たな課題を与え、成長を促すのです。たとえば、ある人には「愛の課題」を与え、ある人には「キャリアの課題」を与えます。そして、二、三年が経ち、土星が星座を移動することにより、人々は苦労しながらその課題を終え、大きな成長を手に入れることになるのです。
土星は試練や困難の星と呼ばれることが多いのですが、より正確に表現するならば、土星は成長を促す星。人々に課題を課すことで大きな成長への道筋をつけてくれる星です。そして、成長とは、過去に築いた土台からさらに高い土台を作り上げていく作業といえます。苦難の末に手に入れた基盤があることで初めて、さらに広い夢や高い目標を定めることができるのです。そういった意味で、土星は過去と未来を繋ぐ星でもあります。
過去、苦しかったこと。現在、苦しんでいること。それは未来へと一直線に繋がっています。苦しいなかでもがいたことが、いまのあなたを形作り、いま必死でもがいていることが、これからあなたが進む道を作り上げていきます。「なぜ、私はこんなに苦しまなければならないのだろう」という思うような経験は決して無駄ではないのです。それは必ず未来へと繋がっていくはずです。土星はあなたの苦しみを昇華して未来へと繋げる働きをしてくれる星であるともいえます。
ここでは、過去と現在、ふたつの章にわけて、土星があなたに与える運命をお伝えしていきます。②の期間に苦労しながらも成し遂げたこと(それは自分でも気づいていない達成かもしれません)を土台として、①の現在の課題が生まれています。
①2020年12月から2023年3月7日までの期間、あなたが土星から受け取る課題。
②2017年12月から2020年12月までの約三年間、土星の試練のもとにあなたが成し遂げたこと。
特に、①と②をあなたのなかでひとつのストーリーとして読み取ることがとても大切です。②を土台として、①の課題を読み取るよう解釈してみてください。
お伝えしたとおり、土星は2023年3月7日に次の星座・魚座へと移動します。あなたの試練が終わりを迎えるときです。そのときこそ、①の課題によってあなたがいま受けている苦しみは昇華され、これからの人生の「基盤」となり、さらなる未来へと繋がっていくのです。試練の終わりはまもなくやってきます。いま苦しいことがあっても、その苦しみを未来へと繋げていこうと考えるべきです。
【①2020年12月から2023年3月7日までの期間、あなたが土星から受け取る課題】
魚座タイプのあなたにとって、2020年末から2023年3月7日までの期間は「完成のためのラストスパート」です。大袈裟にいえば、これまで30年間で現実に歩んできたこと、無意識に学んできたことが、あなたのなかでひとつになる期間となっています。あなたはこれまでの人生で、何度も夢や目標を立てたと思います。ただ、それが簡単に叶うことはなかったはずです。そして、日々の現実に対して努力しているうちに、その夢や目標も現実に合わせて変わっていったのではないでしょうか。もちろん、夢が叶った瞬間もあると思いますが、それは当初描いていたようなバラ色の夢の実現というよりも、厳しい現実に何度も傷つきながら、なんとか勝ち取った目標であるはずです。その勝ち取ったものを土台に、また新たな夢や目標を設定し、現在まで努力を続けていることと思います。
この約二年半という時間は、いまあなたが描いている夢とあなたが生きている現実を一致させることが大きな課題となっています。日々の努力によってどちらかをどちらかに近づけることを求められるのです。ひとつは現実に合わせたもの、あるいは、現実に傷つきつつ、小さいながらも自分に合った夢を形作っていくこと。もうひとつは、夢に合わせて現実を変えたり、夢に向かって自分を持ち上げる努力をしたりすること。夢を実現させるためには、ふたつとも不可欠です。頭のなかだけで描いた夢をそのまま実現できる人はいません。でも、現実に合わせ過ぎ、夢が原型を留めなくなったとしたら、それも悲しいことです。このふたつの間を行ったり来たりしながら、これまでの人生で積み上がってきた夢への達成に近づけていくこと。これがこの約二年半のあなたの使命となっています。
では、なぜいまこのように夢と現実を近づけることが必要なのでしょう?
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