４月３０日、水星が双子座に移動！コミュニケーションが揺さぶられ、新たな交流を生み出す。

水星はとても速い速度で12星座を旅しています。この速さがあるからこそ、さまざまな情報を一気に広める役割を担っています。いうなれば、情報を一気に拡散するSNSのような星なのです。

4月30日午前7時23分、水星が双子座へと移動します。

速い速度で旅を続ける水星は、ふだんひとつの星座に滞在するのは二、三週間程度です。ただ、今回の水星はその約三倍、およそ二ヶ月という長い期間を過ごすことになります。これは途中で水星逆行期間を挟むからです。しかも今回は、逆行のあまりひとつ前の星座に戻ってしまうという現象が起こります。

整理します。水星はまずは双子座を正しい方向に進んでいき、その後、逆行を始めます。そのまま逆行を続けることでひとつ前の牡牛座に一時的に逆戻りします。そして、逆行を終えると改めて牡牛座を正しい方向に進み始め、その後、二回目の双子座入りを果たします。そしてその後、やっと次の星座に抜けていくという航路を辿るのです。つまり、水星は双子座とひとつ前の牡牛座を行ったり来たりすることで、ふだんの滞在の約三倍もの時間を過ごすことになるのです。

水星が逆行するときは言葉やコミュニケーションの調整が行われるので、誤解や揉めごと、勘違いやトラブルが起こりがちです。ただ、逆行とは運命が正しい方向に進むための調整であり、いわば「運命のストレッチ」。ふだん使わない方向に筋肉や関節を伸ばすことで、運命の巡りを良くするイメージ。だから、ひとたび逆行を終えると、それ以降はまるでパズルがはまったかのように言葉が巡り始めるはずです。

つまり、今回の約二ヶ月にわたる水星の動きは、人々の言葉やコミュニケーションを時代に合わせて更新するのです。逆行によりあなたのコミュニケーションの問題を浮かび上がらせ、それを修正し、その後、新しい交流を生み出していきます。

今回の水星の動きは、以下の五つの期間にわけることができます。

①4月30日〜5月10日：水星が双子座に滞在する期間

「新たな交流が生まれる」

②5月10日〜5月23日：水星が双子座で逆行する期間

「新たな交流を手に入れるために必要なコミュニケーションの調整が行われる」

③5月23日〜6月3日：逆行する水星がひとつ前の牡牛座に戻る期間

「やり残した課題に出会う」

④6月3日〜6月14日：逆行を終えた水星が改めて牡牛座で順行する期間

「出会うべきだったコミュニケーションを改めてやり直す」

⑤6月14日〜7月5日：水星が再び双子座に滞在する期間

「後戻りを経て、①の新たな交流がしっかりと形作られる」