CANDLE

JUPITER in GEMINI

木星は双子座タイプの「世界を開く」

2024年5月26日から2025年6月10日まで、木星は双子座に滞在します。

私たちは皆、それぞれの人生という旅路を歩んでいます。その旅の途上で、時には予想もしていなかった出来事に遭遇したり、思いがけない出会いに巡り会ったりすることで、一気に展望が開けることがあります。奇跡とでも呼べるような偶然が、進むべき道を一気に広げてくれることがあるのです。例えば、なんらかの創作をしている人がいるとします。神経質なそのクリエイターは自分の作品に自信を持つことができず、周囲の誰にも作品を見せることもなく、また自分が創作を行っていることも秘密にしています。ただ、匿名でSNSに自分の作品を投稿することだけを続けています。ある日突然、有名な会社に所属する人からメールが届きます。投稿を見て興味を持ちました。「一緒に仕事をしませんか?」と誘われるのです。これまで細々と創作を公開していたこのクリエイターにとって、この出来事は青天の霹靂のように感じられるはずです。狭い閉じられた自分の世界で創作をし、何者でもない匿名として作品を一方的に外部へと投げていたのが、いきなり自分を閉じ込めていた空間の扉が開き、そこから外の眩しい光が差し込むのです。つまり、世界が開けるのです。

木星はこのように「世界を開く」役割を持った星です。木星は幸運を運ぶ星として知られています。あるいは、物事を拡大するエネルギーを持った星とも言われます。これらに加えて強調したいのが、この木星が持つ「世界を開く」という役割です。外に向かって飛び立ちたくても、まるで鳥籠のように見えないワイヤーがあなたの活動範囲を狭めていることがあります。それは、現在所属している組織やグループによる制約かもしれません。例えば、あなたがいま携わっている仕事の単調さにうんざりしていたとしても、仕事を辞めることや転職をすることは大きなリスクを伴います。自分がもっと活躍できるフィールドがあるかもしれないという予感を押し殺しながら、毎日決められたルーティンをこなし続けている人もいるはずです。また、より大きな視点でいうと、地域や国の制度があなたを縛っている場合もあります。例えば、自分の夢を追いかけるために海外で活動したいと思っていても、ビザの問題や言葉の壁、文化の違いなどが立ちはだかり、なかなか一歩を踏み出せないことがあるでしょう。さらに言うと、家族の存在も時にあなたを縛ることがあります。愛するからこそ放って置けない、というジレンマを感じるというのは家族関係において最も起こりうることです。家族が悲しむ様子というのは世の中で最も見たくないものの一つです。愛する人を悲しませるくらいなら喜んで自分の夢や希望を押し殺す、という人も多いでしょう。木星の役割とは、こういったさまざまな制約を何らかの形で解き放つことで、「世界を開く」のです。あなたが行くべき場所へ繋がる扉を開くいてくれるのです。長い期間、なにをどうやっても動かなかった扉がゆっくりと開き、その先には見たこともない遥かな風景が目に飛び込んできます。

(残り3,468文字)

これ以降の全文は、アロマキャンドル『JUPITER in GEMINI』を購入することで読むことができます(8800円税・送料込)。木星が双子座に滞在する一年間を記念して製作された、あなたの運命を刺激する香りです。

SOLARITAプレミアム会員の方は30%OFF(6160円税・送料込)となっています。このリンクをクリックして、手続きに進んでください。