あなたの運命

冥王星逆行が蠍座タイプに与える影響(4/28〜10/7)

冥王星が14年間かけてもたらす変容、そして逆行がもたらす意味。

4月28日から10月7日まで、冥王星が逆行をします。

冥王星はとてもゆっくりと移動する星です。太陽系のどの惑星よりも遠くに浮かんでいる星で、じつに248年という長い月日をかけて12星座を一周します。そのため、ひとつの星座には12〜32年という長期間の滞在をすることになっています。

いま、冥王星は山羊座に滞在しています。2008年から山羊座に移動して、2023年まで滞在の予定。このように長い期間ひとつの星座に滞在するということは、運命にそれだけじっくりと長期的な影響を与えるということでもあります。では、冥王星はあなたのなににどのような影響を与えているのでしょう?

今回の逆行の影響をお伝えする前に、まずは冥王星が蠍座タイプのあなたに与える影響をお伝えします。

冥王星の役割

冥王星は「変容の星」です。世界の深い場所に働きかけることで、すべてをまったく違うレベルのものに生まれ変わらせる役割を持っています。「変革」といえば天王星が思い起こされますが、天王星がもたらす変革が表部分のわかりやすい変革だとしたら、冥王星がもたらすのはもっと裏側、というか底のほうからの「変容」といえます。「変革」には革命的な賑やかさを感じますが、「変容」には根本からなにかが変わっている不思議さがつきまといます。これは、たとえばふとした瞬間に感じる「そういえば、昔あれだけ好きだったこと、執着していたことがどうでもよく思える」という気持ちに近いかもしれません。自分の存在がジワリと、かつ根本的に変わることで、以前とは違う価値観が身についたことを、あるときふと気づく感じです。天王星がもたらすのは「表」の変化とお伝えしましたが、冥王星はその表の部分を下支えしている「価値観」、「考え」、「思い」などに変容をもたらすように思えます。

このような「変容」をもたらすにあたってキーワードとなるのが「死と再生」という言葉です。たとえばサナギから脱皮して美しい蝶が生まれるように、あるいは自ら火に飛び込んで死ぬことで再び蘇る不死鳥のように、ひとつ「なにか」を終わらせることで、新たな「なにか」を生み出す役割を持つのが冥王星なのです。

この「死」という言葉はあくまで象徴として理解するもので、それは「終わり」や「破壊」、「喪失」といったイメージで捉えても大丈夫です。冥王星が司るのは「なにかを始めるにはなにかを終わらせる必要がある」という教えでもあるのです。ただ、これは自分で無理矢理終わらせる、といった感じではないようです。気づかぬうちに自然と終えていたり、あるいは仕事や生活、あるいは恋愛など、具体的な悩みや課題を必死で生きているうちに、気づいたら終えていたといった感じになることが多いものです。

冥王星が蠍座タイプに与える「変容」

そして、冥王星が2008年からの14年間で蠍座タイプのあなたにもたらす変容は、「コミュニケーション」や「言葉」という概念を巡るものとなっています。あなたの人々との関わり方、交流の仕方がゆっくりと変容していく期間になっています。

この変容は、究極的にはあなたの言葉が変わるということです。よくいわれることですが、人は言葉によって成り立っています。言葉によって世界、そして現実を理解しているのです。たとえば虹の色は日本だと七色ですが、この数は国や地域によって違います。これと似たようなケースは無数にあります。「悲しい」という感情は、日本語では悲哀、哀感、悲痛など150近くもの表現があるといわれています。つまり、言葉によってその現象に対する観察の深さが変わり、また感情の細やかさも変わってくるのです。

言葉が変わることは、現実が変わることです。苦しい状況も言葉ひとつで一気にチャンスになり得ます。その逆も同じです。冥王星はあなたの言葉を14年かけて変えていきます。それは来るべき時代に適応できるように、あなたという人間をじっくりと組み替えていくことと同じ意味となっています。

日々の生活で人と会話をすることで言葉は進化していくのですが、冥王星はあなたが話すべき人をあなたのもとに導くこともあります。

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