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「腐草為蛍(ふそうほたるとなる)」の6日間です(6/10-6/15)

二十四節気「芒種」の次候は七十二候「腐草為蛍(ふそうほたるとなる)」の6日間となります。

「腐った草が蒸れて蛍になる」という意味。一読して意味がよくわからないですが、土の中で羽化して地上に現れる蛍の姿を見て、昔の人は腐った竹の根や草が蒸れて蛍に化すのだと考えたそうです。
じっさい蛍は蒸れた草の下でその明かりを灯し始めます。水辺や野の暗がりに蛍の明かりが明滅する光景は、この世を超えた世界を感じさせてくれます。

蛍は一生のほとんどを幼虫の姿で水の中で過ごします。サナギから羽化して成虫になっても、生きられるのは約1週間。
長い期間、目立たない場所でじっと耐え、いざその時期が到来したならば全力で生命を燃やして活動する。蛍の美しさからは、そんな強さとはかなさが同時に感じられます。

スピリチュアル的に、蛍は「恋」や「霊魂」に例えられることまあれば、不吉なものとして語られることもあります。確かに、暗闇に蛍が舞う光景は美しさと同時に不可解な怖さも感じさせるものです。昔の人はこの不思議な生き物から、善悪を超えた崇高さを感じたはずです。