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「虹始見」の時です (4/14-4/18)

二十四節気「清明」の末候が、七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる)」です。

二十四節気の清明の末候は「虹始見(にじはじめてあらわる)」です。11月の小雪(11月22頃からの15日間)の初候に「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」とあるのと対になっています。

令和元年10月22日、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」において虹が現れたとのニュースが世間を騒がせていましたが、そこから一か月ほどすると冬の気配が強まって大気が乾燥しはじめ、加えて太陽高度が下がり強い光が注がなくなることで虹ができづらくなります。

そうして冬の間はあまり虹を見かけることなく過ごすわけですが、いよいよ春になると、大気が湿り気を帯びてきたところに、高度の上昇とともに力を増した太陽光が降り注ぎます。折りしも春雷が鳴り響くこの時期、夕立が降った後は、比較的高い確率で西日を受けて色鮮やかに輝く虹を見ることができます。

ちなみに「春雷」とは春の初めごろから5月あたりまでの雷を指し、寒冷前線の冷気が暖気を押し上げることによって発生します。春分の末候、「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」も併せてお読みいただけたら幸いです。

古来の中国では虹は龍をイメージさせるものでした。それは先述した前線に伴う気象的な理由によるものですが、当時の人々は暖気が上昇して不安定になった大気中で発生する雷と、その後に現れた虹を見て龍(というエネルギー)を想像したのかもしれません。

ちなみに、雷は啓示や直感を意味し、何かを見たり聞いたりしたときに浮かんだ閃きやメッセージを暗示します。ふとした瞬間にハッとするような考えが脳裏に閃き、それが今後の大事な指針になる場合もあるでしょう。

さて、「虹」をシンボル学的にみると契約の意味を持ちます。それは天命と言い換えてもよく、天の意思と個人の意思とのリンクを表しています。多くの場合、それを感じた人は使命感を抱くものですし、たいていその感覚は間違っていません。

新年度になって新しいスタートを切った人も多いことでしょう。何らかの使命感を持って会社に入った方もいるのではないでしょうか。あるいは進学して、これと決めた学部で頑張っていく決心をした人もいるでしょう。どうか初心を忘れずに歩み続けてほしいなと思います。