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「春分」の季節です(3/20-4/3)

二十四節気では、太陽が生まれ変わる「春分(しゅんぶん)」の季節に入りました。

今年の春分の日は3月20日です。
春分の日には、太陽が真東からの上って真西に沈み、昼と夜の長さが同じとなります。

そして二十四節気の春分の季節は3月20日〜4月3日の期間です。
この春分の期間は「彼岸(ひがん)」の季節でもあり、春分の日は彼岸の中日となっています。

彼岸とは仏教語のパーラミター(波羅蜜の修行により彼岸に至ること)を意味するとされています。彼岸とは此岸(しがん)と対になる言葉で、此岸は私たちが生きている欲望の世界、そして彼岸とはいわゆるブッダが到達したとされる悟りと解脱の世界を指します。

それにしてもなぜ、春分が「彼岸」の時期なのでしょう? 

彼岸の概念はブッダの涅槃を想起させ、それは旧暦2月15日と伝わっているので新暦に直せば春分に近い日付です。ここに浄土思想が加わり、太陽がきちんと西方に向くために、真東と真西がわかる春分や秋分が重視されたのではないかといわれています。これは、イスラム教徒の人たちが聖地メッカの方向に正しく向いて礼拝しようとする心情と重なるものがあります。

さらに日本の場合、土着の信仰というものが古来からありました。太陽崇拝です。現代の私たちも初日の出や山からの日の出をありがたく拝むように、太陽を拝むことを「日願(ひがん)」と称して仏教の彼岸と結びつけたとする説です。

こうした経緯に仏教の先祖供養と土俗的な祖霊信仰が入り混じり、今あるような「彼岸」のスタイルができあがっていったのかもしれません。

春分を宗教的に重視してきたのは日本だけではなく、西洋でもイースター(イエス・キリストの復活祭)は春分の日を基準に定めますし、イラン暦でも春分を元日としています。つまり一年の始まりを春分に置いているわけです。冒頭でお伝えしたようにこのことは西洋占星術でも同じで、牡羊座の始点である春分を十二星座の始まりとして重視し、一年の計を読みます。

「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざもあるように、この春分や秋分の頃には寒さや暑さに身を縮めることも少なくなり、過ごしやすい日々に変わっています。春のポカポカ陽気に支えられ、心も体も元気になれる縁起のよい時期です。