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「桃始笑」の時です (3/10-3/14)

二十四節気「啓蟄」の中候が、「桃始笑(ももはじめてさく)」です。

中国から伝来したころの古い暦では「桃始華」となっていますが、その後、日本では「華」が「笑」へとアレンジされました。どちらも吉祥のイメージを持つ字には違いありませんが、桃は邪気をはらうと古来よりいわれ、それが邪鬼に打ち勝つ桃太郎伝説とも結びつけられていますので、桃が幸せと笑顔をもたらすという意味で「笑」になったのかな、などと想像します。

啓蟄の先には春分があります。春分は春真っ盛りのころで、西洋占星術でも牡羊座の始まりに当たり、スタートの意味が込められています(冬至・夏至・春分・秋分の二至二分は区切りの意味が強いのです)。

入学や入社、引越しなどによる新生活、そして新年度の始まりと慌ただしいときですが、新しい生活に対するウキウキした気持ちや、何か素敵なことが起こるんじゃないかという予感めいた期待にも満ち溢れています。今はそんな毎日を送るための準備のときです。

梅から桃へ、桃から桜へ。七十二候でも半月後の3月終盤に「桜始開(さくらはじめてひらく)」とあります。桃の花は1節に対して花芽が2つ。一つは未来に花咲く自分。そしてもう一つは、今まさに咲いている自分です。

将来の自分に思いを馳せるのもいいですが、それは今の自分をしっかり咲かせてこそです。仲良く節を共有しながら、今と将来の両方を美しく「華」開かせましょう。