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「蟄虫啓戸」の時です(3/5-3/9)

二十四節気「啓蟄」の初候が、七十二候の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」です。

「蟄」とは閉じこもるという意味合いです。つまり「蟄虫」とは、土中で冬ごもりしている虫のこと。そしてその虫が「戸を開けて出てくる」ということで、春の賑やかさを感じて虫たちがこもるのを止め、そわそわと地表に出てきたという意味です。

これを私たち人間に当てはめて考えてみると、「忍耐の日々を経て、ついに日の目を見る時が来た」といった感じのイメージになります。

イベントの企画や組織的なプロジェクトなど、長く準備をしてきたことがようやく動き出したら喜びもひとしおでしょう。それは、季節の到来を感じて地面から出てきた幼虫が、やがてサナギとなり、美しい蝶として羽ばたくようなものです(啓蟄・末候の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」)。

人と自分とを比較してどうかではなく、そういうものにとらわれない自由な発想と創造力で、あなたの世界観を打ち出すのに適した時期だと言えます。偏見や固定観念に縛られないことが、あなたの活動範囲を無限に広げてくれることでしょう。

それは商売を展開するにしても、芸術家魂を宿した作品をつくるにしても同じことです。既成のやり方や表現手法では物足りないと思うのなら、あなたが新しいやり方を示し、世の中に向けて新常識を打ち立てればいいのです。この期間はそういう意志を後押してくれます。